『Fallout 76』PVPに特化したゲームモード「Survival」の概要公開。3月にベータテストを実施へ

Bethesda Softworksは1月25日、『Fallout 76』の情報を届ける「Inside the Vault」を更新し、将来のアップデートにて追加予定のPVPモード「Survival」の概要を紹介した。

Bethesda Softworksは1月25日、PC/PS4/Xbox One向けに発売中の『Fallout 76』の情報を届ける「Inside the Vault」を更新し、将来のアップデートにて追加予定のPVPモード「Survival」の概要を紹介した。

『Fallout 76』では現在でも、レベル5に達することでほかのプレイヤーとの戦闘が可能になるが、攻撃を加えた相手に戦う意思があるかどうかによってダメージ量が減少したり、賞金首になったり、あるいはほかのプレイヤーを誤って攻撃してしまわないよう「平和主義者モード」を設定できるなど、PVPを望まないプレイヤーへの配慮が取り入れられている。Survivalモード導入後は、プレイヤーはメインメニューにて「Survival」か「Adventure」を選択してプレイを始める形となり、後者が従来どおりのゲームプレイを楽しめるゲームモードとなる。

Survivalモードでは、クエストやイベント、ストーリーといった要素はAdventureモードとまったく同じ体験が用意されており、新規のキャラクターを制作して始めても良いし、既存のキャラクターを使用することもできる。ただし、たとえばSurvivalモードでレベルアップしたりクエストを完了したり、キャップを消費したりといったキャラクターの変化は、後でAdventureモードに戻った際にも受け継がれるため、既存のキャラクターのステータスをそのままにしておきたい場合は、新規キャラクターを用意して始めた方が良いだろうとのこと。

では両ゲームモードの違いは何かというと、チームメイトやイベントメイトを除くほかのプレイヤーは、すべて最初から敵として設定されていることだ。攻撃して、反撃してくればPVPモードに発展するという流れはここでは存在しない。レベルスケーリングの仕様は従来どおりであるため、まだレベルの低いキャラクターであっても高レベルキャラクター対抗するチャンスはあり、どのプレイヤーも常にほかのプレイヤーの脅威にさらされた気の抜けないゲームモードになるという。また、Survivalモードには専用のオンラインランキングが用意され、同じサーバー内のプレイヤー同士のバトルに拍車をかける。

*Bethesdaは、Survivalモードについて常にプレイヤーの意見に耳を傾けていると強調。また、PVEを楽しみたいプレイヤーのための新コンテンツについても、近く情報を出すとコメントしている。

これまでBethesdaは本作のプレイヤーから、こうした制限の少なく歯ごたえのあるPVP体験をリクエストされていたそうだ。そして同時に、高いリスクと引き換えにより多くの報酬を得られることも期待されていた。現時点では、Survivalモードでほかのプレイヤーをキルした際には従来の2倍のキャップを獲得でき、さらにジャンクに加えて回復アイテムなどをドロップする可能性を用意する形となっており、内部テストやベータテストからのフィードバックをもとに調整を重ねていくとのこと。また、アップデートを通じて改善や拡張、新たなコンテンツの追加も計画している。ベータテストは今年3月に実施する予定となっており、詳細は確定次第案内するとしている。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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