『サイバーパンク2077』のクリエイティブディレクターが、CDPRを退社していた。『ウィッチャー』のテキストなどに関わった人物

『Cyberpunk 2077(サイバーパンク2077)』のクリエイティブディレクターを務めていたSebastian Stępień氏が、2019年1月にCD Projektを退社していたことが判明した。

『Cyberpunk 2077(サイバーパンク2077)』のクリエイティブディレクターを務めていたSebastian Stępień氏が、CD Projektを退社していたことが判明した。ResetEraユーザーが、ビジネスSNSであるLinkedinの氏のプロフィールから同社を退社したことを報告し、複数の海外メディアがこの情報を報道している。なお氏の新天地は、Blizzard Entertainmentになるようだ。

Image Credit : Linkedin

Sebastian Stępień氏は、CD Projektに12年在籍し、初期から『ウィッチャー』シリーズに携わってきた人物。ダイアログ・ディレクターやレベルストーリー・デザイナー。ナラティブ&セッティングディレクターとして活躍しており、主にテキストや世界観の構築において同社の作品に関わってきたことがうかがえる。同氏は『ウィッチャー3 ワイルドハント』にもクリエイティブディレクターとして開発に参加している。『サイバーパンク2077』においては、立ち上げ時からクリエイティブディレクターとして携わってきたことから、中核スタッフのひとりであると考えられる。

『サイバーパンク2077』では、ディレクターとしてAdam Badowski氏が関わっており、氏が表に出てくることが多い。Badowski氏が同プロジェクトの中心人物かと思われるが、それでも現在開発中のゲームにおいてクリエイティブディレクターが抜けてしまうというのは、少し心配になってしまう側面もある。Stępień氏は、世界観やテキスト部分で関わってきた人物であるだけに、そうした部分をすでに作り上げており、退社に至ったという可能性もあるだろう。なおBadowski氏は、時同じくして1月24日、ワルシャワの新スタジオのスタッフを募集している

ただし、聞こえてくる話は退社だけではない。先日、TequilaWorksに在籍し『RiME』などのレベルデザインに深く関わったManuel Mendiluce氏が今年1月からCD Projektに入社し『サイバーパンク2077』と携わることが報告されていた。去る人がいれば来る人もいるということだろう。『サイバーパンク2077』は、PC/PS4/Xbox One向けに発売予定だ。

Ayuo Kawase
Ayuo Kawase

国内外全般ニュースを担当。コミュニティが好きです。コミュニティが生み出す文化はもっと好きです。AUTOMATON編集長(Editor-in-chief)

Articles: 5173