オープンワールド宇宙アクション『Grimmstar』正式発表。戦闘機や艦隊と共に広大な宇宙を行け

インディースタジオAstroNaughty Gamesは1月22日、宇宙アクションゲーム『Grimmstar』を正式発表した。『Grimmstar』は、3Dスペースコンバットゲームに艦隊の管理やRPG要素を組み合わせた作品。Unreal Engine 4を用いて開発されている。

アメリカのインディースタジオAstroNaughty Gamesは1月22日、宇宙アクションゲーム『Grimmstar』のゲーム内容を紹介するトレイラーを公開した。本作は昨年のPAX Westにて披露され、その後しばらく続報がなかったが、今回の映像公開によりPC向けに正式発表した形だ。

『Grimmstar』は、3Dスペースコンバットゲームに艦隊の管理やRPG要素を組み合わせた作品で、Unreal Engine 4を用いて制作中だ。地球が突然の侵略により壊滅的な被害を受けたことで、残った人類は星々に離散、あるいは移民となり艦隊を組んで宇宙をさまよっているという設定だ。プレイヤーは銀河の遥か彼方からの脅威に対抗し、戦いの潮目を変えることができる古代の謎を追い求めることになる。

ゲームプレイの舞台となる宇宙は、複数の星系を有する広大なオープンワールドとなっており、プレイヤーは戦闘機に乗ってこの中を自由に探索しながらミッションをこなしていく。同じ星系内であれば、指定のポイント間をいつでもワープ可能だ(以下のツイートの動画冒頭を参照)。ちなみに、いくつかの惑星の周囲に見られる環は、自動生成によって生み出されているとのこと。

プレイヤーが操作する戦闘機は、6DoFスタイルにてどの方向にも自由に航行可能。モジュラーシステムにより自由度の高いカスタマイズ性を備えているそうで、装備やハンドリング性能などを変更できる。また、ペイントやデカールなど見た目に関するカスタマイズ要素も用意するとのことだ。今回公開された映像では単独の戦闘機とのドッグファイトが垣間見え、以下のツイートの映像では艦隊の巨大な戦艦も交えた大規模な戦闘も確認できる。プレイヤーは自機だけでなく、こうした艦隊に指示を与えて支援を受けたり、逆に助けに入ったりしながら戦闘することになるという。その目的としては、軌道上に存在する工場や、戦略的資源の防衛などが挙げられている。

https://twitter.com/GrimmstarGame/status/1034281862275858432

探索する中では有益な資源を持つ、数km程度の大きさの小惑星を発見することがあり、マークして破壊しておくと、自らの艦隊から採掘船がやってきて資源を自動で回収してくれる。艦隊は、助けを求める移民船や立ち往生した警備船などを救出することで構築可能。新たなテクノロジーを研究して、艦隊の攻撃・防御能力をアップグレードさせる要素もある。ただ、そういった方向のアップグレードは、艦隊のクルーを増やすこととは相容れないようで、プレイスタイルに合わせた選択が求められる。またランダムイベントにより、艦隊の存続のためにクルーの生死を天秤にかけるような状況も訪れるという。

『Grimmstar』の発売時期は未定。開発元AstroNaughty Gamesは、これから公式YouTubeチャンネルにて開発の進捗を伝えていき、コミュニティから意見を聞きたいとしており、発売はまだしばらく先のようだ。公式サイトでは、戦闘機の操作を試せる昨年公開した体験版が配布中で、近くストーリー要素のある別の体験版の公開も予定しているとのこと。興味のある方はダウンロードしてみてはいかがだろうか。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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