『Strange Telephone』Steam/PLAYISM向けに配信開始。電話に6桁の番号を入力し、異世界を旅するADV

パブリッシャーPLAYISMは本日1月21日、『Strange Telephone(ストレンジ テレフォン)』をSteam/PLAYISM向けに配信開始した。『Strange Telephone』は、電話をかけて世界をさまようアドベンチャーゲームだ。

弊社アクティブゲーミングメディアの運営するパブリッシャーPLAYISMは本日1月21日、『Strange Telephone(ストレンジ テレフォン)』をPC(Steam/PLAYISM)向けに配信開始した。定価は498円で、1月29日までは10%オフの448円で購入できる。バージョン1.0として配信されているiOS/Android版にも、無料アップデートが実施されている。

『Strange Telephone』は、個人クリエイターyuta氏によるスタジオHZ3 Softwareが開発したアドベンチャーゲーム。プレイヤーは女の子ジルとなり、異世界を彷徨う。ただし、何もしなければ移動できる範囲は極めて狭い。電話の姿をした「グラハム」を介して6桁の番号を入力し、色んな世界の扉を開けよう。そうした世界を歩きながら、世界から脱出するヒントを探していく。

本作は2017年にiOS/Android向けに配信されていたが、今回PC版のリリースにあたり「バージョン2.0」としてリリースされているゲームエンジンはLÖVEからUnityへと変更され、左右の自由移動の実装、新規ワールドを複数追加、新規アイテムの倍増(13から26)、エンディングの大幅追加(5から11)などがあげられる。そのほか、設定の細分化や”グリッチ”の表示・仕様変更。電話帳の強化や各種エンディングの発生条件変更、オブジェクトビューワー(書庫)追加、ブラウン管モードの追加など多岐にわたるコンテンツが追加される。ほぼ別のゲームといえるほどの変貌を遂げたと表現しても、過言ではないだろう。

バージョンアップにあたっては、直接的に明かすことのない”隠されたストーリー”を元にこのゲームをデザイン・構築したようで、全11種あるエンディングムービーやキャラクター、オブジェクトのデザインなどに隠されたストーリーの謎が仕込まれているという。示唆の多い『Strange Telephone』という作品の世界観の謎が紐解かれることだろう。

大きな感動や派手な戦闘などはないながら、電話をかけて世界をさまようというユニークなコンセプトが光る本作。お手頃な値段ということもあり、カジュアルな気持ちで本作を購入してみてはいかがだろうか。

Ayuo Kawase
Ayuo Kawase

国内外全般ニュースを担当。コミュニティが好きです。コミュニティが生み出す文化はもっと好きです。AUTOMATON編集長(Editor-in-chief)

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