新たな戦略シミュレーション『Wargroove』は、日本語を実装し発売へ。発売日は“近日”

インディーパブリッシャーChucklefishは1月15日、『Wargroove』を日本語に対応した状態で発売すると発表した。『Wargroove』は、『ファミコンウォーズ』などから影響を受けて作られている戦略シミュレーションゲームだ。

インディーパブリッシャーChucklefishは1月15日、同社の内製タイトル『Wargroove』を日本語に対応した状態で発売すると発表した。日本語に対応したゲーム画面を映すGIFアニメも公開されている。

Chucklefishは昨年12月、ゲームを多言語対応すると発表しており、英語に加えてドイツ語、スペイン語、フランス語、イタリア語、ブラジルポルトガル語、ロシア語、日本語、簡体字と繁体字に対応することが明かされていた。その際には、これらの言語に対応するとしながらも、いつ実装するかは断言できないと慎重な姿勢を見せていた。このたび、すべての言語のローカライズが完了し、対応した状態でゲームが発売されることが明言されている。これらのローカライズは、Shlocという会社が担当するとのこと。

『Wargroove』は、『ファミコンウォーズ』や『ファイアーエムブレム』、『タクティクスオウガ』『XCOM』といった戦略シミュレーションゲーム群から影響を受け作られている、ターン制ストラテジーゲームだ。ゲームシステムは、『ファミコンウォーズ』にかなり近い。ミッションを通じてキャラクターを成長させる代わりに、ミッションごとに指揮官が新たな兵士をリクルートする形にしている。ゲームではお互いの指揮官を倒すことを目標に戦うが、指揮官は「Groove」という戦局を変えられるほどの強力なパワーを持っているそうだ。

本作はユーザー作成コンテンツに対応しており、簡単に扱えるエディターツールが利用可能。作成したコンテンツはほかのプレイヤーと共有可能で、評価機能やフィルターなどで検索性を高めるとしている。ほかのゲームモードとしては、まず最大4人対戦に対応するスカーミッシュモードが存在する。2人対戦用には30種類以上、3人対戦用には10種類以上、4人対戦用には6種類以上のPvPマップが用意される。ローカル・オンライン両対応で、天候や戦場の霧要素、マップ環境などの設定を変更してプレイできる。本作のオンライン対戦は非同期でおこなうことも可能なため、同時に複数の試合をこなすことができるそうだ。

もともと2017年内のリリースを予定し、その後2018年前半、後半へと延期されてきたが、2019年へと発売が再延期されていた。今回の発表で、『Wargroove』は「近日中に配信される」と明かされているように、発売は近いだろう。SteamのほかにはPlayStation 4/Xbox One/Nintendo Switch向けに発売される予定で、コンソール版が日本で発売されることにも期待したい。

Ayuo Kawase
Ayuo Kawase

国内外全般ニュースを担当。コミュニティが好きです。コミュニティが生み出す文化はもっと好きです。AUTOMATON編集長(Editor-in-chief)

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