『Battlefield V』チャプター2「電撃の洗礼」開始に合わせ「分隊コンクエスト」が登場。 デスタイムを含む各種調整も実施
Electronic Artsは1月14日、『Battlefield V』向けに2019年最初のアップデートを本日配信するとし、そのパッチノートを公開した。また、17日から開始するタイド・オブ・ウォーのチャプター2「電撃の洗礼」に伴って追加されるゲームモードなどの情報も公開されている。
まず新ゲームモードとして、「分隊コンクエスト」が1月17日から1月30日までの限定でプレイ可能となる。これはコンクエストのコンパクト版といえるモードで、コンクエストが64人対戦だったのに対し、分隊コンクエストでは16人対戦となる。その名の通り分隊ベースで戦うモードとなっており、両陣営には4人分隊が2つずつ入る形になるが、2人チームで参戦することも可能だという。ゲームルールは基本的にはコンクエストと同じで、マップ内に3本あるフラッグの確保を目指して戦い、相手陣営の出撃チケットをゼロにすれば勝利だ。なお、出撃地点は常にHQからとなる。
対戦できるマップは、川の流れる田園地帯のArras、かつての文明の名残がある荒涼地帯Hamada、そしてオランダの市街地Rotterdamの3種類で、いずれも分隊コンクエストのためにコンパクト化されている。この中では、Arrasがもっとも広いマップになるという。またビークルの使用が限定されていることも特徴で、ArrasとHamadaでは各チームに戦車が1台のみ。Rotterdamでは、相手陣営にすべてのフラッグを確保された場合にのみ、装甲輸送車両を1台使用可能となる。密度の高いマップでの戦術と共に、こうした高火力のビークルをどう扱うかが勝利へのカギとなりそうだ。
1月から2月にかけて登場するウィークリーチャレンジで獲得可能な新たな武器としては、衛生兵用のZk-383 SMG、突撃兵用のModele 1944セミオートライフル、援護兵用のM1922 MMGが発表されている。チャプター2「電撃の洗礼」が進行する中では、中隊用の新たな装備や武器、ビークル、またラッシュモードの再登場が予定されている。また2月には、最大3人での協力プレイを楽しめる新ゲームモード「コンバインド・アームズ」も配信予定だ。
今回のアップデートによる修正点としては、倒されるまでの時間を示すTTD(Time to Death、デスタイム)と、死亡時の体験が挙げられている。本作においては昨年12月、TTDおよびTTK(Time To Kill、キルタイム)の調整を目的とした修正をおこなうも、コミュニティからの反発を受けて撤回に追い込まれるという出来事があった(関連記事)。当時、撤回はしたものの今後の調整に活かせるアイデアを得られたとしていたため、今回のアップデートに導入したのだろう。
具体的には、飛来する銃弾のビジュアル表現がより正確になり、飛跡がよりはっきり見えるようになった点。また、被ダメージの方向を示すUIインジケーターについて、より正確に敵の方向を示すようになり、さらにダメージ表示が遅れていた問題の修正もおこなわれたという。これにより、かねてから短すぎるのではと指摘されていたTTDを調整するものと思われる。一方の死亡時の体験については、自分をキルしたプレイヤーの名前がワールド上に表示されるようになり、またそのプレイヤーを追跡しズームするカメラも追加される。誰がどの位置から攻撃してきた結果、キルされたのかをより明確にすることで納得感を与えようという狙いなのかもしれない。
このほか、キャラクターの飛び越えるアクションの改善や、コンソール版にて蘇生しようと思ったら武器を拾ってしまう問題の修正、また武器やビークルなどの調整や修正など多数の項目にわたってアップデートがおこなわれている。詳しい内容は公式サイトのパッチノート完全版を確認してほしい。