ステルスアクション『ヒットマン: アブソリューション HD』PS4/Xbox One版が国内発売。4K/60fps対応でリマスター

 

ワーナー・ブラザース テレビジョン & ホームエンターテイメントは1月15日、ステルスアクションゲーム『ヒットマン: アブソリューション HD(Hitman: Absolution HD)』のPlayStation 4版を国内発売した。ダウンロード専用で、価格は3996円。今月12日にはXbox One版も発売されており、こちらの価格は3672円となっている(価格はいずれも税込)。

本作は、デンマークのデベロッパーIO Interactiveが手がける『Hitman』シリーズの第5作目として、2013年にPS3/Xbox 360向けに発売された『ヒットマン: アブソリューション』に、高解像度化などのアップグレードを施した作品だ。なお、海外ではその前作『ヒットマン: ブラッドマネー(Hitman: Blood Money)』のHDリマスター版も同時発売されているが、現時点ではこちらは国内発売されていない。

*海外版トレイラー

『ヒットマン: アブソリューション HD』の主人公は、通称エージェンシーと呼ばれる暗殺機関ICAに所属する、伝説の暗殺者エージェント47。エージェンシーのオペレーターで、47の任務を長年アシストしてきたダイアナ・バーンウッドが組織を離反したことで、47に友人でもある彼女の暗殺任務が与えられる。ダイアナは、エージェンシーにとって貴重な資産だとされるヴィクトリアという名の少女を連れ去っており、ダイアナを追い詰めた47は一連の事件の背後にあるものを探ることになる。

本作では、多くの人で賑わうチャイナタウンや、アメリカ中西部の田舎町などさまざまなステージにてミッションをこなす。目的の人物や場所に到達するために特定の職業のNPCから衣服を拝借して変装したり、ファイバーワイヤーや周囲の環境を利用して暗殺したり、また警戒されないよう死体を隠したりといった、おなじみの要素はもちろん健在。新たな要素としてはインスティンクトと呼ばれる能力があり、敵や重要なオブジェクトなどを壁越しにでも察知したり、敵の行動ルートを可視化するなどの効果を得られる。インスティンクトの利用にはゲージを消費し、プロの暗殺者らしいゲームプレイをおこなうことでゲージを溜めることができる。

オリジナル版からのアップグレード要素としては、まず高解像度レンダリングと60fpsへの対応が挙げられる。レンダリング解像度はPS4(2304 x 1296)PS4 Pro(2560 x 1440)Xbox One(1920 x 1080)Xbox One X(3200 x 1800)となっており、ここから4Kへのアップスケール(GUIはネイティブ4K)、あるいはスーパーサンプリングする形となる。また現行コンソールのスペックにより、テクスチャのダウンスケールが不要となってより高解像度となったほか、新たなフォーマットへの対応で品質も向上。さらに影や反射表現の解像度向上や、ライティングの最新技術への刷新による品質アップも達成した。

グラフィック面以外では、現行コンソールでのスムーズなアナログスティック操作および反応性の向上のための調整をおこなったほか、ボタンマッピングも現行コンソール向けに対応させている。なお、プレイヤーがオリジナルのミッションを作成して、オンラインでほかのプレイヤーと共有できる「コントラクトモード」については削除されている。開発元IO Interactiveによると、同モード用のサーバーの使用権を保有していないためだそうで、再実装できるか調査を続けていくとのことだ。