一撃必殺のサムライアクション『Katana ZERO』最新ゲームプレイ映像公開。3月にSteamにて発売へ

 

インディースタジオのAskiisoftは1月11日、現在開発中の『Katana ZERO』の最新映像を公開した。本作は、ネオ・ノワールの世界観で描かれる2Dアクションゲームだ。主人公は、退廃した未来都市にはそぐわぬひとりの剣士。精神を病み医者にかかっており、Chronosと呼ばれるドラッグと殺しの依頼を“処方”され、刀を手にシゴトに向かう。

『Katana ZERO』は横スクロールの2Dアクションで、エリア内の敵を殲滅してはステージの先へと進んでいく。本作を語る上では『Hotline Miami(ホットライン マイアミ)』がよく引き合いに出されており、主人公の剣士も敵も1発ヒットすると死んでしまう。そのため何度もリトライしながら、敵の配置や行動パターンなどを把握した上で、すべての敵を的確に仕留めていくパズルを解くようなゲームプレイが求められる。

剣士の攻撃のメインとなるのは、もちろん刀での一閃だ。銃などで武装した敵に対し、素早くダッシュで近づいて斬りつけたり、ドア越しに仕留めたり。刀は実際の刀身よりもかなりリーチがあるようで、上階の無警戒の敵を階段の下から一閃する様子も見られる。さらに、敵が撃った弾を斬れば弾き返すことができ、これで敵を倒すことも可能。とはいえ銃弾を斬ることはタイミングがシビアだろう。そんな時はドラッグのChronosの力を利用し、時間をスローにすれば確実に弾き返すことができる。ただし、スローにしている間はゲージを消費するため、この力に頼りっきりになるわけにはいかないだろう。

そのほか、ステージ内に置かれたナイフや花瓶などのオブジェクトを掴み、投げつけて攻撃することも可能となっている。こちらも、いつどの敵に投げて、どう次の行動に繋げるかというアイデアが求められそうだ。またステージは建物内だけでなく、坑道をトロッコに乗って強制スクロールで進んだり、バイクに乗って敵と戦ったり、ヘリから攻撃を受けながらハイウェイを疾走する場面も用意されている。

まだ多くは明かされていないものの、本作はストーリー面にも力を入れているようで、キャラクターとの会話シーンでは、いくつか用意された選択肢から回答を選んで会話を進めるアドベンチャーゲームのような形式となっている。その選択が、のちのゲームプレイや物語の展開に影響を与えるのかどうかも気になるところである。

『Katana ZERO』は、2015年に発表されてから大きな注目を集めてきた。一時はAdult Swim Gamesがパブリッシャーについていたものの、昨年末段階で提携関係は友好的に解消したという。そうした事情もあってかリリースの延期が続いていたが、本作は今年3月にSteam(Windows/Mac)にてローンチを迎える。また来月にはコンソール版についての計画も発表予定とのことだ。