Epic Gamesストアにて『フィンチ家の奇妙な屋敷でおきたこと』PC版が無料配布中。一族の最期の日を追体験する高評価ADV

 

Epic Gamesストアにて、『フィンチ家の奇妙な屋敷でおきたこと(What Remains of Edith Finch)』のWindows PC版が、1月24日までの期間限定で無料配布中だ。ちなみに通常価格は2199円で、ゲーム内は日本語字幕に対応している。本作は、『The Unfinished Swan』で知られるインディースタジオGiant Sparrowが手がけた、一人称視点のインタラクティブ・アドベンチャーゲームである。

本作の主人公は、エディス・フィンチという名の17歳の少女。1900年代初頭から続くフィンチ家の末裔で一族最後の生き残りである彼女は、アメリカ・ワシントン州の人里離れた森の中に建つ、もう誰も住んでいないフィンチ家の屋敷を訪れる。エディスはここに11歳の頃まで住んでいたが、当時はいくつかの部屋への立ち入りが禁じられ、増改築を繰り返したようなこの風変わりな屋敷については知らないことも多いという。

屋敷の中に入ったエディスは、亡くなった一族の人間それぞれの寝室を訪れる。しかし、寝室の扉は閉ざされており、屋敷内を探索して中に入る方法を探さなくてはならない。本作では状況に応じてエディスのナレーションが入り、その字幕は語っている対象の近くなどさまざまな場所に表示されることが特徴だ。これによってプレイヤーの目線を誘導し、また次に進むべき方向を指し示す役目も担っている。そして部屋の中で思い出の品を調べると、その寝室を使っていた家族の人生最期の日を追体験することになる。しかし、その光景はいずれも現実に起こったことだとは思えないものばかり。寝室の主は、幼い子供から老人まで年齢も時代もさまざまで、追体験する最期の日の出来事もまったく異なる。その奇妙な体験の数々を通じて、エディスは一族の中で何故自分だけが生き残ることになったのかに迫っていく。

本作は2017年に発売され、その年のThe Game AwardsにてBest Narrativeを受賞したほか、数多くのアワードにて受賞・ノミネートされるなど非常に高く評価された作品だ。未プレイの方は、今回の無料配布を機に触れてみてはいかがだろうか。弊誌ではレビューも掲載しているので、こちらも併せてチェックされたい。