デッキ構築型ローグライト『Slay the Spire』がModに正式対応。クラスやカードが追加するModがすでに登場、さらに長く遊べるゲームに

インディースタジオMega Crit Gamesは1月4日、現在Steamにて早期アクセス販売中の『Slay the Spire』をModに対応させたと発表した。Modに対応したことにより、『Slay the Spire』はさらに遊べるゲームになりそうだ。

インディースタジオMega Crit Gamesは1月4日、Weekly Patch 54をリリースし、現在Steamにて早期アクセス販売中の『Slay the Spire』をModに正式対応させたと発表した。今回のアップデートより、ゲーム起動時に「Play Slay the Spire」と「Play with Mods」のふたつが選択でき、「Play with Mods」を選択すればModメニューが立ち上がる。有効化するModを選んでゲームを立ち上げれば、Modで同作を遊べるという形だ。

Steamワークショップには、すでに40種類以上のModが存在している。「BaseMod」「ModTheSpire」「StSLib」は本作でModを遊ぶために必要となりやすい3セットなので、まずはこちらをダウンロードしておくといい。そのほかのModとしては「東方Project」の霧雨魔理沙をクラスとし、多彩な魔法などで攻撃可能になる「Marisa」、序盤に登場するおなじみの敵であるアシッドスライムを、クラスとして選択できるようになる「The Slimebound」。神秘的な剣士をクラスとし使用できる「The Mystic」などがダウンロード可能。いずれのModも導入にあたっては、新カードやレリックの登場がセットになっており、まったく新しい体験が楽しめるだろう。

クラスキャラクターの追加だけでなく、レリックやイベントの単体追加や、初期報酬の向上、通るルートの強調表示といった利便性を改善するコンパクトなものまですでに投稿されており、すでに充実の予感が漂っている。ゲームは今までと同様に日本語でプレイすることが可能で、かつセーブデータも引き継いで遊ぶこともできる。ただし、ほとんどのModは日本語に非対応となっているので、たとえばゲームUIは日本語であるものの、カード説明などは英語という形になる。ただし、本作の英語は簡易的で、数字である程度の効果は推測可能。一度効果を覚えればいいので、熱心なプレイヤーならそれほど障害にはならないだろう。

それぞれのModはまだまだ不具合が多い状態であるが、特にクラスは今まで3種類に固定されていたこともあり、「Marisa」や「The Slimebound」で遊んでみたところ、ゲームとして可能性のさらなる広がりを感じた。ただでさえ完成度が高く長く遊べる『Slay the Spire』は、Mod正式導入にともない、今よりもさらに長く、さらに遊び込めるゲームになるのではないだろうか。所有者の方は、ぜひともこれを機に、SteamワークショップにてModをダウンロードしてみてほしい。

なお、『Slay the Spire』は現地時間1月23日にSteam正式リリースが予定されている。Nintendo Switch版は今冬配信予定だ。

Ayuo Kawase
Ayuo Kawase

国内外全般ニュースを担当。コミュニティが好きです。コミュニティが生み出す文化はもっと好きです。AUTOMATON編集長(Editor-in-chief)

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