インディースタジオPixile Studiosは1月3日、『Super Animal Royale』の無料デモ版の配信をSteam(Windows/Mac)にて開始した。本作は2018年12月に早期アクセス販売が開始された2D見下ろし視点のバトルロイヤルゲーム。最大64人のプレイヤーがかわいらしい動物を操作し、物資を集めながら最後の生き残りになるまで戦いを繰り広げる。製品版は通常価格1320円で販売されている。
『Super Animal Royale』は、パラシュートで戦場に降下し、毒ガスにより縮小し続けるプレイエリアに留まりながら最後の生き残りになるまで戦うというオーソドックスなバトルロイヤルフォーマットを採用しつつ、かわいらしいビジュアルに合うようゲームシステムが簡略化されている。持ち物の管理は最小限におさえられており、武器スロットは銃器類2つと近接武器・投擲武器が1つずつ。インベントリー画面は存在しない。
マッチ展開が速く、プレイヤーは遺伝子操作されたイヌやネコ、キツネやパンダとして、キュートな鳴き声やダンスで癒し&癒されながら、さまざまなバイオームが広がるサファリパークを軽やかに動き回る。続いて特徴的なのは、キャラクターの視野外にいるアイテムや他プレイヤーは画面に映らない戦場の霧(fog of war)システム。これにより背後から忍び寄っての奇襲が可能となっている。
なおデモ版では、新しい操作動物のアンロックが不可能となっている(ただしアカウントレベルの進行状況はSteam Cloud Save機能を使うことで製品版へ引継ぎ可能)。アンロックシステムは製品版を購入することで使用できるようになる。そのためデモ版で選択できる動物は初期の4種類のみ(キツネ、クマ、ネコ、トラ)。そのほかデモ版の機能制限として、Steamフレンドと一緒にデュオおよび後日実装予定のスクワッドモードに参加することはできなくなっており、ランダムなチームメイトとのマッチングのみ開放されている。
『Super Animal Royale』には現時点で全60種類以上の動物、200種類以上のコスメティックアイテム、12種類の武器が実装済み。今後も正式リリースに向けてコンテンツが追加されていく。懸念点として本作のプレイヤーベースは決して十分とはいえず、平均同時接続プレイヤー数は100人前後(SteamCharts)。プレイヤーが足りない場合にはbotで人数を埋めることもあるとはいえ、やはりバトルロイヤルの醍醐味はプレイヤー同士の駆け引き。はたして無料デモの配信は活性化につながるだろうか。