探索アクション『Bloodstained: Ritual of the Night』PC版の開発はWindowsに一本化。制作は佳境へと突入

 

IGAこと五十嵐孝司氏は、Kickstarterキャンペーンページのアップデートにて、『Bloodstained: Ritual of the Night(以下、Bloodstained)』の開発における近況を報告した。『Bloodstained』はIGA氏が中心となり、開発されている横スクロール型のアクションRPG。IGA氏は『悪魔城ドラキュラ』シリーズを手がけたことで知られており、同シリーズのエッセンスを強く感じさせる作品になっている。プレイヤーは、錬金術師によって体が結晶化していく呪いを受けた主人公のミリアムを操作し、呪いを解くために悪魔が支配する城へと向かう。

今回のアップデートにおいては、Mac版およびLinux版の開発中止が明かされた。PC版はWindowsに一本化されたことになる。理由としては「ミドルウェア周りの対応とオンライン周りが難しい」とのこと。『Bloodstained』は、これまでにもWii U版およびPlayStation Vita版の開発中止が発表されてきた。対応プラットフォームが絞られたことで生まれるリソースは、ゲームの品質向上に充てられることに期待したい。MacとLinux版を希望のバッカーには機種変更のオプションを入れられるとのことなので、Fangamerページのコメントを参照されたい。

なお、IGA氏はあわせて、同作の開発が佳境に入っていることも明かしている。各プラットフォームでも動作確認が行われており、敵セットは大体終わり、調整段階に入っているとのこと。大きなバグが残っているが、それをとるために取り組んでいるようだ。また先日同作の開発に、『シャンティ』シリーズの開発元であり、そのほか『マイティスイッチフォース』など数多くの横スクロールアクションゲームを手がけてきた老舗ゲームスタジオWayForwardが参加すると発表されていた。WayForwardは『Bloodstained』のブラッシュアップ部分を手伝っているといい、初期段階ではあるものの、「背景の一部に関してとても素敵なアセットとライティング」が出来上がっているようで、期待できるものが見えてきたという。

『Bloodstained』は、Kickstarterキャンペーンを開始して以来、開発会社の変更や幾度かの延期が続いてきたが、最近になり制作状況に関する具体的な報告が目立ってきている。2019年は、待望されている発売にまでこぎつけられることに期待したい。『Bloodstained: Ritual of the Night』は、2019年にPC(Windows)/PS4/Xbox One/Nintendo Switch向けに発売予定だ。