PC版『ウォッチドッグス』の世界を拡張する大型Mod「Living_City」配信開始。屋内エリアへのアクセス、新しいハッキング技やミッションの追加など

 

初代『ウォッチドッグス』のPC版向け大型Mod「Living_City」の配信が開始された。Mod DBからダウンロード可能だ。『ウォッチドッグス』は、2014年5月に発売されたオープンワールド・アクションゲーム。大手IT企業ブルーム社が開発したオペレーティングシステム「ctOS」によりインフラ全般が一括管理された現代シカゴを舞台に、主人公エイデン・ピアースが姪っ子の死を招いた人物に復讐するため、ハッキング能力を駆使した情報戦に挑む。通行人の携帯端末や都内インフラをハックして個人情報を抜き出したり、監視カメラ・信号機を自在に操作したり、変圧器や配管を破壊することで混沌を招いたりと、不正行為の限りを尽くせる。

今回Mod制作者The Silver氏が生み出した「Living_City」Modの狙いは、本作のゲームプレイを改善・拡張すること。新しいカスタムミッション、ランダムイベント、ストーリーミッション中にしか入れなかった屋内エリアへの自由アクセス開放などが含まれているほか、製品版にて採用されなかったお蔵入りコンテンツが復元されている。お蔵入りコンテンツを実装するユーザーModは過去にも存在していたが、「Living_City」は独自コンテンツと組み合わせた、より包括的なModとなっている。なお他Modとの互換性はごく一部に限られており、併用は推奨されていない。詳細なWikiが掲載された公式Discordチャンネルはこちら

以下は追加された主要コンテンツの概要である:

・立入禁止区域
ガードが巡回しているレッドゾーンを19箇所に設置。ストーリーミッションのように侵入すると敵対視される。

・屋内エリアのアンロック
ストーリーミッション中でしかアクセスできなかった屋内エリアを自由に探索可能。

・一般市民への新しいハッキング技
一般市民のプロファイリング完了後、新しいハッキング技がアンロックされる。携帯端末のオーバーロード、携帯カメラへのアクセス、送金。そのほかバッテリーを自身の端末充電のために使用したり、一般市民を警察に通報することも可能に。

・ランダムイベント
ゲーム内世界にてランダムで発生するイベント。

・襲撃機会
製品版からカットされたコンテンツ。フィクサー契約を受ける際、一定確率で敵対組織に襲撃される。

・カスタムミッション
ゲーム本編におけるギャングハイドアウトや人身売買に相当する新ミッション。

・911スキャンの仕様変更
一般市民が警察への通報を完了した際、通常だと警察探索エリアがミニマップ上に黄色で表示されるが、この仕様変更が適用されると、警察が実際に事件現場にやってきて捜索を開始するようになる。ミニマップのレーダーではなく、現場にやってくる警察の目をかいくぐっていく。

・警察のctOSハッキング活用
手配レベル5になると警察部隊が主人公に対しctOSハックを使用してくるようになる。

・初回ロードの仕様変更
初回ロード時、ランダマイズされた天候・時刻が適用されるほか、近場に必ず車両が配置されるようになる。

・インベントリー制限
ウェポンスロットごとの携帯可能武器数が1つのみに制限。ガンショップにて入れ替えるか、倒した敵から他武器を拾うことで変更可能。