『Fallout 76』今後における改善点発表。PvP要素を補強する新モードや“ステルスパッチノート”改善など、2019年も取り組みを続ける

Bethesda Softworksは12月19日、公式サイトにて『Fallout 76』の最新情報を届ける「Inside the Vault」を更新した。あわせてBethesdaは、『Fallout 76』の2019年の展望について説明した。

Bethesda Softworksは12月19日、公式サイトにて『Fallout 76』の最新情報を届ける「Inside the Vault」を更新した。まず本作においては同日、新たに韓国語に対応したほか、PC版にてゲーム終了時にクラッシュする問題、デバッグ状態のままとなっていた一部設定項目、またアイテムが不正に複製できた問題や、一部武器のダメージに関する不具合を修正するアップデートを配信している。このパッチにて、本作向けに2018年内に予定しているアップデートは最後になるという。そしてBethesdaは、本作の2019年の展望について説明した。

まず、年が明けて最初のパッチは1月中旬の配信を予定しているとのこと。内容としては、レバーアクションライフルのリロード時のアニメーションや、PERKカードなどの調整、さらにホワイトスプリング・リゾートのロボットたちが増殖する現象にも対処するという。詳細については、完全版のパッチノートを後日公開するとしている。またパッチノートについてBethesdaは、2019年からは更新内容だけでなく開発陣からのコメントも記載し、ゲームに修正を施した理由をプレイヤーに分かりやすく伝えるようにすると付け加えた。

というのも、Bethesdaはこれまでにもアップデートのたびにパッチノートを公開してきたが、Redditなどのプレイヤーコミュニティの間では、その記載内容が曖昧だという指摘が上がっていた。実際にプレイしてみると、パッチノートに書かれていない変更点が見つかることもあり、それらプレイヤーからの報告をまとめるという作業が有志によっておこなわれていたのだ。こうした状況を見たBethesdaは、上述したように更新内容を包括し、なぜその修正がおこなわれたのかという情報も含めたパッチノートを提供していくと約束していた。これが、来年から実施されることになったわけだ。

本作は、バグを始め数々の問題点が指摘され、大きく評価を下げた状態からスタートしたことはまだ記憶に新しい。ただ、それでもサポートしてくれているファンが存在し、彼らとのコミュニケーションのあり方については、時に批判を受けながらも改善が続けられている。今回言及されたパッチノートの件もそのひとつだろう。

Bethesdaは、本作のフォトモードで撮影したホリデーシーズンに関連する写真を募集中。「#Holiday76」のハッシュタグを付けてTwitterやInstagramに投稿してほしいとのこと

本作については、バグなどの修正だけでなく新たなコンテンツも開発中。そのひとつとしてBethesdaは、ソロあるいはほかのプレイヤーと協力して、PvPの制約なく楽しめる新しいゲームモードについて言及している。オンラインマルチプレイに特化した本作では、レベル5以上の状態でほかのプレイヤーから攻撃を受け、それに反撃するとPvP状態へと発展する。無抵抗の相手を殺すと賞金首となり全プレイヤーに追われたり、殺されて復讐すると多くの報酬を得られたり、あるいは双方のダメージ量を抑えた平和主義者モードを用意するなど、殺伐としすぎないような配慮がなされているが、これらとはまた別の設定が追加されるようだ。この新ゲームモードは、すでに社内テストがおこなわれており、2019年第1四半期にはリリースしたいとしている。また、新たなコンテンツはほかにも計画しており、2019年もまだまだアップデートを続けていくとのことである。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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