『大魔界村』に出たがる娘の夢を叶えた2Dアクション『バトルプリンセス マデリーン』PS4/Nintendo Switch版が国内発売

株式会社3gooは12月20日、『バトルプリンセス マデリーン』を国内発売した。プラットフォームはPlayStation 4/Nintendo Switch。『バトルプリンセス マデリーン』は横スクロールのアクションゲームで、カプコンの『魔界村』シリーズの影響が強く見てとれる内容となっている。

株式会社3gooは12月20日、『バトルプリンセス マデリーン』を国内発売した。プラットフォームはPlayStation 4/Nintendo Switchで、価格はパッケージ版が3200円、ダウンロード版は2200円(共に税別)。本作は、カナダのインディースタジオCausal Bit Gamesが開発した2Dアクション・アドベンチャーゲームだ。なお12月6日には、Steam版が先行して発売されている。

本作の主人公は、とある国のプリンセスであるマデリーン。ある日、王国の城が魔物に襲われ、見習い騎士のマデリーンも立ち向かう。しかし、敵の魔術師によって仲間は次々に敗れ、愛犬のフリッツィーまで亡くしてしまった。悲しみに暮れる彼女であったが、王国や家族、そして民衆の平和な日常を取り戻すために奮起を促され、不思議な力により幽霊となって帰ってきたフリッツィーと共に冒険に出る。

本作は横スクロールのアクションゲームで、カプコンの『魔界村』シリーズの影響が強く見てとれる内容となっている。墓地の森や城などのステージを進み、墓や棺桶から現れたモンスターに、槍やナイフなどの武器を投げて攻撃。そして敵の攻撃を受けると鎧が壊れてパンツ一丁…ではなくネグリジェ姿になり、さらにダメージを受けると死んでしまうといった具合だ。巨大なボスとのバトルも見所である。本作はほかに、『モンスターワールドII ドラゴンの罠』からも影響を受けて制作されたという。愛犬のフリッツィーは、コンパニオンキャラクターとして常に一緒におり、ゲームを進める中で獲得するスキルによりマデリーンの力になってくれる。

ゲームモードには、ストーリーモードとアーケードモードが用意されており、ストーリーモードには全10ステージを収録。道中で出会ったNPCからクエストを受注するなどのRPG要素が用意され、ゲームの進行とは別にマップ内を探索する楽しみがある。一方のアーケードモードにはクエスト要素はなく、7つのステージとボスを撃破する、アクションにフォーカスした内容となっている。

『バトルプリンセス マデリーン』は、開発者のChristopher Obritsch氏の娘であるMadelynちゃんが、「私も『大魔界村』に出て“グリーンヘッド”と戦いたい!でも女の子は騎士になれないんだよね…」と言ったことがきっかけで開発がスタート。Madelynちゃんもさまざまアイデアを出したそうで、開発資金を募るKickstarterでの成功を経て、ピンク色の鎧に身を包んだ女の子の騎士が活躍する本作がついに完成した。なお、Steam版では発売後も修正・調整が続けられているため、コンソール版にも随時適用されていくことだろう。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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