『Frostpunk』極寒都市にクリスマスがやってくる。無料アップデート「A Christmas Carol」配信開始
ポーランドのゲームスタジオ11 bit studiosは12月18日、極寒地にて拠点を築くスチームパンク・ストラテジーゲーム『Frostpunk』の無料アップデート「A Christmas Carol」の配信を開始した。11月に追加された本作のエンドレスモードに、クリスマステーマのクエスト群を追加するアップデートだ。新規クエストにより新たなジレンマを抱えることになるほか、クリスマス仕様の建設物が設計可能となる。
『Frostpunk』は極寒地にて世界最後の都市を築くスチームパンク・ストラテジーゲーム。『This War of Mine』開発チームの新作として2018年4月に発売され、わずか3日で25万セールスを達成した人気作品である。The Game Awards 2018では、ベストストラテジーゲーム部門にてノミネートされている。
舞台となるのは蒸気機関が発達した19世紀末イギリス。世界規模の大寒波により文明が崩壊し、残された人々は新たな拠点を求めて避難生活を始めた。プレイヤーはロンドンを離れた生存者グループの指導者として、凍てついた大地にて決死の街作りに挑む。コミュニティ全体の存亡と人間としてのモラルを天秤にかけた決死のサバイバル生活が描かれる。
大寒波により終わりなき冬を経験している生存者たち。絶望の中で生きる活力を養うためには、時としてわずかな希望の光が必要となる。無料アップデート「A Christmas Carol」では、文明が滅びる前の日々を思い起こさせてくれるクリスマスを祝うため、極寒都市の住民からごちそうとプレゼントをせがまれることになる。住民のモラル向上のために一肌脱ぎたいところだが、みんなで祝祭を祝うとなれば、大量の食糧と物資が必要になる。ひとたび祝いの時が過ぎ、束の間の休息が終われば、それまで以上の苦境に立たされるだろう。プレイヤーは再び厳しい選択を迫られるわけだ。
『Frostpunk』はSteam/GOG.com/Humble Storeにて配信中。Steamでの通常販売価格は3090円となっている。現地時間12月20日にはSteamウィンターセールが開幕する予定なので(関連記事)、真冬のシーズンに極寒地でのサバイバル生活を堪能したいと考えている方は、そちらを踏まえて購入を検討してみてもよいだろう。