若者5人vs殺人鬼1人の非対称マルチプレイホラー『Last Year: The Nightmare』DiscordのPCゲームストアにて先行配信開始
ゲームスタジオElastic Gamesは12月18日、非対称マルチプレイホラーゲーム『Last Year: The Nightmare』の先行配信をDiscord上のPCゲームストアにて開始した(日本語非対応)。販売価格は2980円。本作はDiscordにて先行配信される「First on Discord」タイトルであり、90日間のPC独占配信期間が設けられている(Discordストアページ)。
『Last Year: The Nightmare』は5人の若者と1人の殺人鬼に分かれて戦う、一人称視点の非対称マルチプレイヤーホラーゲーム。学校やモールに取り残された若者5人チームは、力を合わせることでエリアからの脱出を試みる。一方の殺人鬼は罠を仕掛けたり特殊能力を発動したりすることで非力な若者たちを追い詰めていく。
殺人鬼から逃れながらガソリン缶を集めて、脱出口となるシザーリフトに燃料を注いでエリアを抜け出すといった流れは、『Dead by Daylight』『Friday the 13th: The Game』といった非対称マルチプレイホラー作品と同系統。その点は開発陣も十分に認識しているようで、ストアページのゲーム説明欄では「どこかで聞いたことのあるような内容だって?ちょっと待った」と前置きした上で本作の独自要素を紹介している。
具体的な特徴としては、生存者側である若者たちに、豊富な対抗手段が与えられる点が挙げられる。マップを探索して素材を集めることで武器やツールをクラフト・アップグレード。ショットガン、火炎放射器、モロトフ、野球バットなどを駆使して殺人鬼をキルすることが可能だ。また殺人鬼は死亡するたびに、異なる種類の殺人鬼として復活する。殺人鬼によって異なるアビリティを使用するため、若者チームは同じマッチ中であっても、臨機応変に戦術を変えていかなくてはならない。また殺人鬼はPredator Modeというものを発動することで、いつでも姿を消して別の場所にスポーンしなおすことができる。相手が予期せぬ方角から突如現れたりといった攻め方ができるわけだ。
現時点では5種類の生存者(若者)と4種類のクラス(アサルト、スカウト、メディック、テクニシャン)、3種類の殺人鬼、3種類のマップ、12種類の武器・ツールが実装されている。生存者側には5000行もの台詞が用意されており、シチュエーションに応じて会話の内容が変化していくという。キャラクターたちのおしゃべりを楽しめることも、本作の特徴のひとつと言えるだろう。生存者や殺人鬼、マップといったコンテンツは今後も無料アップデートとして追加されていく予定だ。