波乗りスタイリッシュ水上ボート『Wave Break』正式発表。水上ボートゲームにスケボーゲームの爽快感をプラス

カナダのインディースタジオFunktronic Labsは12月12日、『Wave Break』を正式発表した。『Wave Break』は、水上ボートをテーマとしたアクションゲームだ。波しぶきを立てながら、スタイリッシュにトリックを決める。

カナダのインディースタジオFunktronic Labsは12月12日、『Wave Break』を正式発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。発売時期は2019年を予定している。

『Wave Break』は、水上ボートをテーマとしたアクションゲームだ。プレイヤーは、くまもしくはいたちのような愛らしい動物を操作キャラクターとして、リゾートアイランドの水上をボートにて駆け抜ける。水上ボートをテーマとした作品は『ウェーブレース』シリーズがあげられるが、本作はどうやらレースをするタイトルではないようだ。

本作のテーマは、水上競技とプロスケートボーディングの融合。Steamストアにも「クラシックなアーケード・スケートボードゲームから影響を受けている」と記載されているが、つまるところは『Tony Hawk’s(トニー・ホーク)』シリーズから影響を受けていることが見て取れる。水上に設置されているグラインドレール上でバランスをとりながらアクションを決め、前後左右に回転しトリックを披露する。スタイリッシュな姿を見せつけ得点を稼ぐのだ。

舞台こそリゾート地で、波の上をフィールドであるものの、そのゲームプレイは極めてスケボーゲームに近いように見える。トリックを決めるとトリック名が画面下に表示される演出も、スケボーゲームの“それ”。多くのトリックを決め、ハイスコアを競う作品になるのだろう。建物が爆発するシーンも映し出されており、ド派手な演出も仕込まれていそうだ。本作は、オンラインおよび画面分割によるローカルマルチプレイに対応。縦長の画面にて2人でプレイすることができるようだ。ゲームモードや細かいシステムは不明であるが、映像を見ればどのようなゲームになるのか、想像できるのではないだろうか。

開発を手がけるFunktronic Labsは、これまで『Cosmic Trip』や『Starbear: Taxi』といったキュートな世界観をベースにしたVRゲームを手がけてきた。『Wave Break』は今年のGDCに出展するなど、ゲームイベントではこっそり展示されていたようだが、今年12月になり改めて正式にタイトル発表された形だ。そのキュートな世界観はそのままに、爽快なアクションが楽しめることを期待したい。

『Hyper Light Drifter』のAlx Preston氏など同業者からも一目置かれている本作。アルファ版のサインアップの受け付けも開かれているので、気になる方は応募してみるとよいのはないだろうか。

Ayuo Kawase
Ayuo Kawase

国内外全般ニュースを担当。コミュニティが好きです。コミュニティが生み出す文化はもっと好きです。AUTOMATON編集長(Editor-in-chief)

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