牧場ゲーム『Stardew Valley』の開発と無料アップデートは今後も続く。開発元はチームを作り、当面は新作よりアップデートを優先

 

インディースタジオConcernedApeはブログを更新し、『Stardew Valley』およびスタジオの今後の計画を発表した。『Stardew Valley』は今年に入りPCおよびNintendo Switch向けにマルチプレイ実装を含むバージョン1.3が導入。一方、ConcernedApeことEric Barone氏は、すでに新作開発に取り組んでいると発表済み。同作の開発は一旦区切られたかと思われたが、そうではなかったようだ。

Barone氏は、以前に自身が新作開発に全力を注いでいることを明かし、『Stardew Valley』の新コンテンツはもう追加しないかもしれないと示唆したことを振り返り、それは正確ではなかったと否定した。燃え尽きた時期があったことを認めつつも、自身がいつも『Stardew Valley』に戻ってきてしまうこと、そしてコミュニティに深く感謝している気持ちを吐露し、新しいコンテンツを追加することで、まだまだファンを喜ばせていきたいという意向を示した。そして氏が現在、バージョン1.4の開発を進めていることも明かした。

一方で、新作の開発も並行して進めるために、Barone氏は開発チームを作ると表明。チームを組みながらも、テキストや音楽といったConcernedApe作品における重要な部分は、引き続き氏が手がけているとのこと。当面は新作開発よりアップデートを優先しつつも、チームを組むことでリソースは確保し、両立していきたいと語った。ちなみに新作については、『Stardew Valley』の同じ世界で展開されること以外は何も明かされていない。新作については“時が来たら発表する”と慎重な姿勢を見せている。

また、『Stardew Valley』において発生している“課題”についても、高い優先度をもって取り組むとしている。Nintendo Switch版のマルチプレイでの不具合や、PS4/Xbox One版のマルチプレイの実装や、未だ発売されていないPS Vita版など。こうした問題については、移植を手がけているSickhead Gamesと共に、より優先的に解決していくとしている。

今月14日には、これまでパブリッシャーを努めていたChucklefish Gamesと関係を解消し(Nintendo Switch版とモバイル版は引き続き同社が販売)、自社パブリッシングを始めるなど、新たな道を踏み出し始めたConcernedApe。バージョン1.4が開発されているとなれば、長く遊べる『Stardew Valley』は、さらに遊び続けられるタイトルになりそうだ。