格闘神ゲー『Fight of Gods(ファイトオブゴッズ)』Nintendo Switch版発売。キリストやブッダ、サンタらが並行世界から大集結

株式会社賈船(COSEN)は12月13日、『Fight of Gods(ファイトオブゴッズ)』のNintendo Switch版を発売した。『ファイトオブゴッズ』は、キリストやブッダなど世界各地の神や聖霊、神話中のキャラクターらが闘う対戦格闘ゲームだ。

株式会社賈船(COSEN)は12月13日、『Fight of Gods(ファイトオブゴッズ)』のNintendo Switch版を発売した。ダウンロード専用で、価格は1500円(税込)。本作は、台湾のインディースタジオDigital Crafterが開発した対戦格闘ゲームだ。

『ファイトオブゴッズ』は、世界各地の神や聖霊、神話中のキャラクターらが闘う対戦格闘ゲームだ。登場するのは、イエス(キリスト)・如来仏(ブッダ)・ゼウス・オーディン・アヌビス・アテナ・媽祖(まそ)・関公(関羽)・モーセ・シヴ・サンタクロース・フレイヤ・天照大神の計13体。さらに、キャラクターセレクト画面にて“ある有名なコマンド”を入力すると、隠しキャラクターのラミアが出現する。それぞれ近距離型や遠距離型など得意とする間合いがあり、個性的な技をもって闘う。また、神々の闘いの舞台としてふさわしい、エデンの園や極楽地、東洋の寺院、オリンパス宮殿、紅海、ファラオの墓など15種類のステージが収録されている。

ゲームシステムは、クラシックな2D格闘ゲームに倣ったものとなっており、弱・中・強攻撃と投げが各ボタンに割り当てられ、十字キーのコマンドと組み合わせることで各キャラクター固有の必殺技を繰り出すことができる。必殺技の種類はそれほど多くはなく、コマンドもシンプルなため、格闘ゲーム経験者であればすんなり馴染めるはずだ。各キャラクターには超必殺技も用意されており、画面下の黄色のゲージが満タンになると繰り出すことができる。こちらのコマンドは全キャラクター共通となっている。

画面下にはもうひとつ緑色のゲージもあり、こちらが満タンになると「神の力」が発動可能となる。その効果はキャラクターによりさまざまで、発動可能回数が決まっているものもある。たとえばイエスは体力を大幅に回復できる一方、被ダメージ量が増加する。関公の場合は、一定時間だけ攻撃力が増し、特定の技の性能も変化。モーセは移動速度がアップする。隠しキャラクターのラミアの場合は、カードを引いて体力回復や攻撃力アップなど3つある内のひとつの効果を得る少し変わったスタイルとなっている。こうした能力も、キャラクター選びの基準のひとつとなるだろう。

ゲームモードは、並行世界から召喚された神々が闘い、黒幕である魔王との最終決戦を目指すアーケードモード、オフラインでの2人対戦モード、そしてトレーニングモードを収録。各キャラクターのプロフィールや特徴を確認できるバイオグラフィーモードも用意されている。なおアーケードモードでは、クリア回数やその難易度によってキャラクターの新たなスキンをアンロックできる。

本作は、Steam版が昨年9月から早期アクセス販売されているが、今回発売されたNintendo Switch版にはいくつかの変更がおこなわれている。まず、天照大神の声が声優の宮崎珠子さんによる新録となっている。また、神々のキャラクターモデルが見直され、目の表現が変わったほか全体的にクオリティアップしている。そのほか、背景やUIなどにも細かい変更や改善をおこなったとのこと。こうしたキャラクターモデルや改善要素については、のちにSteam版にも適用されるようだ。

*天照大神役の声優・宮崎珠子さんが本作を紹介

神々が拳を交えるという大胆なテーマの本作。開発元のDigital Crafterは、宗教や文化について敬意を払って開発しているとしているが、Steam版発売時には、タイやマレーシア向けの販売が中止されるなど大きな話題となった作品だ。興味のある方はチェックしてみてはいかがだろうか。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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