『スマブラSP』騒音を注意しにきたアメリカの警察官、最終的に住人と一緒にゲームをプレイする

『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL(スマブラSP)』が発売され、全世界が熱狂の渦に巻き込まれている。海外にて、盛り上がりすぎによりトラブルに発展しかけたが、ある人物の機転により和やかな雰囲気に包まれるという事例が確認されている。

『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL(スマブラSP)』が発売され、全世界が熱狂の渦に巻き込まれている。ひとりで遊んでいる場合でもヒートアップしやすいが、複数で遊んでいる場合は特に熱くなりやすい。ついつい白熱しすぎたあまり、人に迷惑をかけてしまうこともある。海外でもそういった状況が生まれトラブルに発展しかけたが、ある人物の機転により和やかな雰囲気に包まれた。Yahoo Lifestyleがその詳細を伝えている。

アメリカのミネソタ州に住まうJovante M. Williams氏は、友人と遊ぶ予定があり、友人のアパートを訪れた。『スマブラSP』で対戦を楽しむためだ。しかし、そのアパートには多くの警官が集まり、捜査をしていた。アパートの住民から、何度も騒音の苦情が出ていたようだ。どうやらこの騒音は、友人たちが起こしていると疑われていたそうだ。Williams氏は、大人として人に迷惑をかけたくないと思い、ミュート状態でゲームをプレイしていた。その最中に、複数の警官が部屋を訪れたという。

しかし前述したように、Williams氏たちは“お行儀よく”ゲームを遊んでいた。その様子を数分眺めていた警官が、氏と友人が騒音を起こしていないことを確認。そして、ひとりの警官が「何で遊んでいるのか」と尋ねた。『スマブラSP』を遊んでいると答えた氏は、警官に一度遊んでみるかと提案。すると警官2人が手を差し出しコントローラーを握り、ゲームを遊び始めたのだという。ひとりの警官は、ジャンプなど操作方法を尋ねたのち、ピカチュウを巧みに操り始めた。その光景を見た氏や友人たちは思わず吹き出し、現場は笑いに包まれた。

Williams氏は、現場に警官が多くいることに危機感を覚えており、良くない事態につながる可能性が脳裏によぎったという。実際、アメリカではそうしたことに発展する事例が数多確認されている。しかし、最終的には「何を遊んでいるのか?」と警官が『スマブラSP』に興味を示したことで、穏便にことが済んだとYahoo Lifestyleに対し語った。実際に氏と友人が楽しげに警官と『スマブラSP』を遊ぶ、和やかな映像がFacebookに投稿されている。

https://www.facebook.com/jovante.m.williams/posts/10218763789791636

警官が『スマブラSP』を手にとったのは、調査のためか息抜きのためかは不明。氏が『スマブラSP』を遊ぶことを提案したことが、良い結果につながったのかも不明である。ただ、捜査にきた警察官がゲームに興味を示し、ともに遊ぶような展開が映像として残されているということはあまりなく、興味深い場面である。また、同映像を見ればどこかほっこりしてしまう一面もあるだろう。氏の機転と警官の意外な反応が、平和をもたらした。

なお、余談となるが、『ショベルナイト』の開発元であるYacht Club Gamesが、Twitchにて『スマブラSP』を遊ぶ様子が配信されており、「ショベルナイト」が登場した瞬間スタッフ全員が喜びのあまり叫びまくるという微笑ましいシーンがあったことも報告されている。こちらの絶叫は、音割れするほど激しいものになっているが、オフィスなので許されるのだろう。くれぐれも『スマブラSP』のしすぎによるヒートアップには、気をつけたいところ。

Ayuo Kawase
Ayuo Kawase

国内外全般ニュースを担当。コミュニティが好きです。コミュニティが生み出す文化はもっと好きです。AUTOMATON編集長(Editor-in-chief)

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