人間をねじ伏せる暴力ゴリラアクション『Ape Out』Nintendo Switch/PC向けに来年2月発売へ。「壺男」作者も開発に参加

パブリッシャーDevolver Digitalは12月7日、『Ape Out』を2019年2月7日に発売すると発表した。もとよりPC(Steam)で発売されることが告知されていたが、ここにNintendo Switchが加わることになる。『Ape Out』は、暴力ゴリラとなり脱出をはかるアクションゲームだ。

パブリッシャーDevolver Digitalは12月7日、『Ape Out』を2019年2月7日に発売すると発表した。もとよりPC(Steam)で発売されることが告知されていたが、ここにNintendo Switchが加わることになる。

『Ape Out』は、ゴリラ(厳密にはApe)を主人公とした見下ろし型のアクションゲーム。このゴリラは、人間に捕らえられ、檻の中に閉じ込められていた。しかしゴリラは檻から抜け出し、自由を求めて脱出を試みる。立ちはだかる人間を力づくで排除し、故郷へと帰るのだ。

本作はゴリラが主人公とあり、その圧倒的力で人間をねじ伏せることができる。突き飛ばして屠るだけでなく、人間を盾にして武装した別の人間を牽制するといった賢い立ち回りも可能。そのまま盾にした人間の銃を使い、他の人間の銃撃することすらできる。ステージが高所なら外に投げ飛ばしてもいいし、周りが海なら水に落とすのもいい。人間たちを一箇所に集めて、まとめて燃やすのも手段だ。監視カメラやサーチライトをかいくぐり、盾となるもので身を守りながら、都会から脱出するのだ。

主人公ゴリラは閉所や廊下、迷路など、自動生成されるさまざまなマップを進んでいくことになる。けたたましいジャズサウンドはMatt Boch氏が手がけ、“壺男”こと『Getting Over It with Bennett Foddy』でおなじみのBennett Foddy氏がアートを制作。そして個人開発者Gabe Cuzzillo氏がゲームの礎を作っているというわけだ。Bennett Foddy氏といえば、イライラゲームと結び付けられやすい人物ではあるが、今作はアートで携わるとのことなので、ゲームデザインについてはGabe Cuzzillo氏の色が出るだろう。

軽やかに進みながら人を殺していくゴリラの動きを、ドラムとシンバルが盛り上げるという、本作の独特のゲームプレイ映像は、一度見ればなかなかどうして忘れづらい。なおこのサウンドもまた、自動生成システムにより鳴らされるとのこと。初報時から期待が寄せられていた暴力ゴリラアクションゲームが、いよいよ来年2月に楽しめるようになる。

Ayuo Kawase
Ayuo Kawase

国内外全般ニュースを担当。コミュニティが好きです。コミュニティが生み出す文化はもっと好きです。AUTOMATON編集長(Editor-in-chief)

記事本文: 5195