孤島の地下ダンジョンを探索するサバイバルACT『BELOW』Steam/Xbox Oneにて12月14日発売決定。発表から5年以上を経てついにリリース

カナダのインディースタジオCapybara Gamesは12月6日、『BELOW』を12月14日に発売すると発表した。『BELOW』の舞台となるのは、とある孤島。船でひとりこの島を訪れたプレイヤーは、謎に満ちた地下世界の探索に臨む。

カナダのインディースタジオCapybara Gamesは12月6日、アクション・アドベンチャーゲーム『BELOW』を12月14日に発売すると発表した。プラットフォームはPC(Steam)/Xbox One。価格およびXbox One版の国内リリースについては不明である。本作が最初に発表されたのは2013年のE3。『スキタイのムスメ:音響的冒剣劇』や『Super Time Force』などで知られる実力あるスタジオの最新作とあって大きな期待を集めていた。5年以上の開発期間を経てついに発売を迎える。

『BELOW』の舞台となるのは、とある孤島。船でひとりこの島を訪れたプレイヤーは、謎に満ちた地下世界の探索に臨む。見下ろし型視点で進むゲームプレイでは、明確な道標のないまま薄暗い世界を進むことになる。暗がりの中にはトラップなどの危機が潜み、さらに奇妙なモンスターがプレイヤーを待ち受けるため、島の上陸地点近くで入手できるランタンが大きな役割を果たす。このランタンは、倒した敵などから入手できるクリスタルをエネルギーとする。周囲を明るく照らすためだけでなく、隠された紋章を浮かび上がらせたりギミックを動かすなどの能力を持ち、クエストにも深く関わってくる重要なアイテムだという。

本作はサバイバルゲームでもあり、主人公には空腹度・体温・喉の渇きのステータスがある。これらのステータスが失われると体力が削られていく。ダンジョン内ではさまざまな資源を入手でき、水の溜まった場所では釣りも可能。そして、焚き火を炊ける特定の場所にてクラフトや料理ができる。プレイヤーは武器として基本的な剣を所持しているが、クラフトにて弓矢を作ることもできる。武器は探索する中で入手することもあるが、本作ではキャラクターにレベルの概念はなく、各武器の強さにも大きな違いはない。そのため、バトルでは敵に合わせた武器選びと、プレイヤー自身のスキルが物を言う。

本作はパーマデスを採用しており、もし死んでしまった場合はすべての所持品を失い、また別のキャラクターがこの孤島を訪れるところからやり直しだ。そしてダンジョンの構造は、重要な部屋の位置を除き自動生成により組み替えられる。ただし、前回のキャラクターの所持品はダンジョン内に残されており、その場所をふたたび訪れれば回収することが可能。ポイントとなるのは、その所持品にはランタンも含まれており、代わりのランタンが新たに用意されるわけではないこと。前述したように、本作ではランタンは非常に重要なアイテムであるため、プレイし直す際にはランタンの回収が優先項目となるだろう。なお、ランタンがない状態でも、松明をクラフトすれば周囲を照らすことが可能だ。

クラフトができる焚き火は、クリスタルを消費することでファストトラベルの対象にアップグレードができ、これもまた次回プレイに引き継がれる。島に上陸した近くにも焚き火はあるため、そこから前回の最深部まで直行することもできるわけだ。大事な資源であるクリスタルやその他の資源、またキャラクターのステータスを管理しながら敵とのバトルを繰り広げ、そしてこの島の深淵には何が隠されているのか探索を繰り返すことになる。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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