『スマブラSP』の発売を控え、ファンが桜井政博氏の非公式Amiiboを制作。会心の出来に本人も喜びの声
Nintendo Switch向け『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL(スマブラSP)』が12月7日に発売される。同作においては、各ファイターに対応するAmiiboが発売中もしくは発売される。最新作『スマブラSP』では、今まで発売された『スマブラ』シリーズのamiiboにすべて対応していることはもちろん、新要素「スピリッツ」の能力を引き継がせ、FPの特徴を変化させることもできるようだ。そうした背景を踏まえ、ひとりの熱心なファンが『スマブラSP』のディレクターを務め、シリーズに携わり続けてきた桜井政博氏に敬意を表して、氏のAmiiboを作り上げたのだ。Kotakuがその詳細を報じている。
このAmiiboは、フリーランスのアーティストSean Hicks氏がデザインし、Zbrushに所属するエンジニア/アーティストのGeorge Crudo氏が3Dへモデリングし、最終的に3Dプリントされた作品。まずはHicks氏が桜井氏のイラストを作成。Crudo氏が、Amiiboのデザインにあわせて氏を立体化させた。そしてそのモデルを3Dプリント。丁寧に色を塗り、パーツをつなぎあわせて“ミニ桜井さん”が出来上がった。
桜井氏の特徴である長髪、そしてつぶらな瞳。胸元のあいたシャツなどが巧みに捉えられている。3Dにモデリングされた際にはやや顔の特徴が変化したが、最終的に3Dプリントされた際には、年齢を感じさせない端正な顔立ちが見事に再現された。Hicks氏とCrudo氏の、『スマブラ』と氏への愛情が感じられる会心の作品だといえるだろう。詳細な制作の過程を見たい方は、Crudo氏のArtstationページをチェックしてみよう。
同じような事例としては以前、カスタムAmiiboを作成することで有名なGandaKris氏が、任天堂社長を務めた岩田聡氏が亡くなった際に、同氏に感謝を示すためにAmiiboを作り出していた。岩田氏のAmiiboを作る際には、Miiをモチーフにしたデフォルメされたものが作られていたが、今回の桜井氏のものはリアル路線。より難易度が高い挑戦であったが、それでも高い完成度に仕上げられている。
日本語のメッセージが添えられたCrudo氏のAmiibo画像に、桜井氏本人も反応。英語にて、驚きの声とともに、非公式Amiiboを称賛している。改めて、ファンからの桜井氏への厚い信頼と愛情が感じられる。そして一方で、桜井氏のファンを大切にする姿勢もまた感じられるだろう。『スマブラSP』は12月7日に、Nintendo Switch向けに発売予定だ。
What a surprise. Great!
— 桜井 政博 / Masahiro Sakurai (@Sora_Sakurai) December 6, 2018