PS4/XBO『グウェント ウィッチャーカードゲーム』正式リリース。シングルプレイ・カードバトルRPG『奪われし玉座:ウィッチャーテイルズ』も配信開始

『グウェント ウィッチャーカードゲーム』のPS4/XBO正式版と、カードバトルRPG『奪われし玉座:ウィッチャーテイルズ』のPS4/XBO版が配信開始。いずれも『ウィッチャー3』のミニゲーム「グウェント」をもとにしたカードバトルを楽しめるもので、前者はマルチプレイ、後者はシングルプレイ用タイトルとなっている。

CD PROJEKT REDは12月4日、基本プレイ無料のカードゲーム『グウェント ウィッチャーカードゲーム』のPlayStation 4/Xbox One版を正式リリースした。2017年5月よりベータ版として稼働してきた同作のゲームデザインを大幅に変更した、新生グウェントとなっている。

また同日には『ウィッチャー』の世界を舞台にした1人用カードバトルRPG『奪われし玉座:ウィッチャーテイルズ』の国内PlayStation 4/Xbox One版の配信が開始されている。テキスト・フルボイスの日本語ローカライズ済み。販売価格はPlayStation 4版が税込3300円、Xbox One版が税込3326円となっている。両作品とも10月23日にPCにて先行リリースされたものだ。

『グウェント ウィッチャーカードゲーム』は、『ウィッチャー3 ワイルドハント』のミニゲームとして好評を博したカードゲーム「グウェント」のスタンドアロン版。デッキに組み込むカードの強弱だけでなく、心理的な駆け引きが勝敗に影響するルールが採用されている。今回の正式リリースにあたっては、レーン数/配置列の変更(3レーン→2レーン)や「射程」概念の導入を含むゲームデザイン・ルールの大幅リニューアル、『ウィッチャー』シリーズの世界観を強めた盤面・UIへの変更、30枚以上の新カード追加、新しいメカニクスの導入、デッキ構築システムの変更など全体的なオーバーホールが適用されている。ベータ版からの変更点の詳細は公式サイトを参照。

もうひとつの『奪われし玉座:ウィッチャーテイルズ』は、『ウィッチャー』の世界を舞台にしたシングルプレイ・カードバトルRPG。ライリアとリヴィアの女王メーヴとして、北方諸国への侵攻をはじめたニルフガード軍に奪われた王座を取り戻すべく、隣国に助けを求めつつ勢力を整えていく。グウェントをベースにした戦闘、広大なマップの探索、野営地の管理・強化、そしてプレイヤーの選択により変化する物語を通じて、『ウィッチャー』の世界を冒険する。『ウィッチャー』シリーズで知られる濃厚なストーリーテリングで彩られた、20~30時間規模のキャンペーンが体験可能だ。

カードゲームに興味がない『ウィッチャー』ファンにとってはグウェント入門の機会、『グウェント ウィッチャーカードゲーム』から入ったカードゲームファンにとっては『ウィッチャー』シリーズの濃厚なストーリーテリングに触れる機会となるだろう。

Ryuki Ishii
Ryuki Ishii

元・日本版AUTOMATON編集者、英語版AUTOMATON(AUTOMATON WEST)責任者(~2023年5月まで)

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