NINTENDO64時代を彷彿させるアクションゲーム『Yooka-Laylee(ユーカレイリー)』プレイヤー数が累計100万人を突破

Playtonic Gamesは11月23日、『Yooka-Laylee(ユーカレイリー)』のプレイヤー数が100万人を突破したと発表した。『ユーカレイリー』はRareの元スタッフが本作のために設立したスタジオにより、『バンジョーとカズーイの大冒険』の精神的続編として発表されたアクションゲームだ。

イギリスのインディースタジオPlaytonic Gamesは11月23日、3Dアクション・アドベンチャーゲーム『Yooka-Laylee(ユーカレイリー)』のプレイヤー数が100万人を突破したと発表した。本作は、PC(Steam)および海外PlayStation 4/Xbox One向けに2017年4月に発売され、同年12月にはNintendo Switch向けにも発売(国内ではNintendo Switch版が2018年6月発売)。最初のリリースから1年半あまりでの大台達成となった。

開発元のPlaytonic Gamesは、現在はマイクロソフトの傘下にあるRareの元スタッフが本作のために設立したスタジオだ。『Yooka-Laylee』は、RareがかつてNINTENDO64向けに手がけた『バンジョーとカズーイの大冒険』の精神的続編として発表され大きな話題となり、その開発資金を募ったKickstarterキャンペーンではおよそ3億円を集めることに成功した。なお、当時はWii U版も計画されていたものの、技術的な問題により開発中止されている。

本作の主人公は、カメレオンのユーカと、コウモリのレイリー。仲良しコンビの2匹が持つお宝っぽい本が、世界中の本を手中に収めて富を得ようと目論むCapital Bに奪われたことで物語は動き出す。Capital Bのお目当ては、世界を書き換える能力がある金色のページを持つワンブックと呼ばれる本で、2匹が偶然持っていた本がそのワンブックだった。ワンブックの各ページ(Pagie)は、Capital Bにその力を使わせまいと、さまざまなエリアに逃れて身を隠しており、ユーカとレイリーはPagieらの救出に向かう。

本作では、Pagieを探して箱庭を探索し、敵やボスを倒してさらなるエリアをアンロックしていく。ユーカとレイリーは、バンジョーとカズーイのように常に一緒に行動し、敵に対して回転して尻尾で攻撃したり、レイリーに掴まって滑空したりと、2匹のコンビネーションを活かしたアクションが豊富に用意されており、アイテムを収集することで新たな技を購入可能。2匹を手助けしてくれるキャラクターもさまざま登場し、それらとの楽しげな掛け合いも楽しい作品だ。マルチプレイのミニゲームも収録されている。

本作の評価については、良くも悪くもNINTENDO64時代風のアクションゲームという点がキーポイントに挙げられており、当時を彷彿させるゲームプレイを高く評価するレビューもあれば、やや不親切な部分まで変わっておらず現代にフィットさせる努力が足りないと低評価をつけるレビューもあり、賛否両論といった状況だった。そこで開発元Playtonic Gamesは、不評だったカメラシステムの改善や、会話スキップ機能の追加、その他多くの調整やバグ修正などをおこなっている。約4000円というインディーゲームとしては高めの価格設定ながら100万人プレイヤーを達成できたのは、本作がもともと持つ魅力に加え、そうした努力が実を結んだのかもしれない。

なお本作の今後については、アンロックアイテムとして「64-Bit Tonic」の追加が予定されている。ゲーム画面全体を64ビット風のレトログラフィックに変更し、本作をそのルーツにさらに近づけることができるアイテムだ。無料アップデートにて近日中に追加される。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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