『Fallout 76』リリース後初の大規模パッチはPS4版47GB。パフォーマンス向上や安定性改善に集中

『Fallout 76』の最新アップデートが11月19日に配信開始。PS4版は47GB、PC版は15GBという大ボリュームになっている。内容としてはパフォーマンス、安定性、バグ修正などがメインとなっている。『Fallout 76』は長期運営タイトルとして2019年以降もコンテンツを追加予定。

『Fallout 76』の最新アップデートが11月19日に配信された(パッチノート)。アップデートのダウンロードサイズは、PS4版が47GB、PC版が約15GBという大ボリュームとなっている(既存ファイルの多くを書き換えるため、パッチ適用後にゲームの総ファイルサイズが大きく変わるわけではない)。

【UPDATE 2018/11/20 15:30】
海外メディアEurogamerの報道によると、Xbox One版もPS4版と同等のファイルサイズになっているという。

アップデートの主な目的はパフォーマンス向上、安定性の改善、そして不具合の修正。開発陣によると、今回のアップデートは通常よりもファイルサイズが大きいものであり、今後の定期アップデートでは程度に差こそあれ、今回よりもファイルサイズがはるかに小さくなるはずとのことだ。11月15日にリリースされた本作は、多数の不具合、サーバーからの切断、クラッシュなど無数の技術的な問題に悩まされている。今回のアップデートにより、ゲームがいくらか改善されることに期待したい。

具体的なパッチノート内容は以下のとおり:

全般
パフォーマンス: ゲームプレイ中の遅延や、その他のパフォーマンスに影響を及ぼす複数の問題に対処しました。
安定性: 『Fallout 76』のゲームクライアントとサーバーの安定性がさらに改善しました。  Xbox: 特定のメニューで不安定な状態に陥る問題を修正しました。

不具合修正(アートとグラフィック)
アンビエントオクルージョン: 置かれたアイテムを拾った後に影のアウトラインが残らなくなりました。
カメラ: プレイヤーが家具のある場所に移動した際、カメラがよりスムーズに移動するようになりました。
グラフィック: テスラサイエンスマガジン9号の表紙を入手または調査する際に、赤く表示されることがなくなりました。

不具合修正(敵)
全般: 一部の敵がプレイヤーを本来よりも遠くまで追うことがある問題を修正しました。 戦利品: グールやスコーチ化した士官がプレイヤーに倒された際、核ミサイルコードの断片を正常にドロップするようになりました。

C.A.M.P.、ワークショップ、クラフト
図面: ログアウト後に『Fallout 76』を再開した際、図面が小さく断片化される問題を修正しました。
設計図: 『Fallout 76 B.E.T.A.』の期間中にパワーアーマーに適用した塗装が、塗装を施したアイテムへ正常に表示され、パワーアーマーの追加セットにも適用できるようになりました。
修理: 修理したアイテムが壊れた状態に戻ることがある問題を修正しました。

クエスト
観光局: プリケッツ砦のトークン販売機が修理できるようになり、プレイヤーは通り抜けられなくなりました。

PVP
平和主義モード: 平和主義モードのプレイヤーがPVPで他のプレイヤーが所有するワークショップを巡って戦う際、敵対するプレイヤーに対してフルダメージを与えられるようになりました。
リスポーン: PVP戦で倒された後に「リスポーン」を選択した際、他のプレイヤーに対するアクティブな敵対状態が正常に解除されるようになりました。 – リベンジを果たす: 他のプレイヤーに倒された後に「リベンジを果たす」のリスポーンオプションを選択した際、キャップの報酬が正常に表示されるようになりました。
リベンジを果たす: 復讐を果たそうとしている別のプレイヤーにターゲットにされた際、そのプレイヤーを倒して獲得できるキャップの正しい数が報酬量に表示されるようになりました。

UI
言語: ゲームメニューで韓国語のフォントが正常に表示されるようになりました。
ホットキー: ホットキー「写真を撮る」を割り当て直すことができる問題を修正し、PCのスペースキーとコントローラーのAボタンに割り当てました。
ホットキー: フォトモードの「スナップショットを撮る」ボタンに誤ったホットキーが表示される問題を修正しました。
ソーシャル: 2人のプレイヤーが互いにフレンドの招待を送りあった際、プレイヤーがそれぞれのソーシャルメニューから消える問題を修正しました。
ソーシャル: 新たに設定したプレイヤーアイコンが、ソーシャルメニューで他のプレイヤーに表示されない問題を修正しました。

また年内に予定しているアップデート内容としては、プレイヤーからのリクエストが多かった「スタッシュ(収納箱)」の容量増加、PC版における快適性向上やプッシュ・トゥー・トーク機能の追加、ウルトラワイドモニターへの対応、FOV調整スライダーの追加が挙げられている。特に本作ではFOVの固定設定が狭く、プレイヤーによっては吐き気を催しやすい。こちらは間もなく実装可能とのこと。スタッシュの容量増加については、技術的な問題により時間がかかるものの、確実に対応を進めていくという。

同シリーズ初のオンライン・オープンワールドRPGとなる『Fallout 76』は、長期運営を想定して開発が継続されている。2019年には新しいコンテンツやゲームシステムの実装により、ゲーム体験をさらに豊かにしていくとのことだ。

Ryuki Ishii
Ryuki Ishii

元・日本版AUTOMATON編集者、英語版AUTOMATON(AUTOMATON WEST)責任者(~2023年5月まで)

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