『Call of Duty』の対戦トラブルをきっかけに虚偽の通報「Swatting」をし、無関係の男性を死亡させた男が有罪判決へ。最大25年収監の可能性

犯罪行為をほのめかす虚偽の通報により他人の家などに警察部隊を出動させる「Swatting」をおこなった男が、最大25年収監される可能性があることが明らかになった。罪を認めており、有罪になる可能性が高いという。AP通信KTLAなどが伝えている。

今回罪を問われている25歳のTyler Barriss氏は、「SWAuTistic」というニックネームでTwitter活動をおこない、日頃からSwattingをすることで収入を得ていたようだ。人々から依頼をうけて人質の誘拐や爆弾設置といった内容の通報をおこない、重装備をしたSWAT(もしくはそれに相当する警察部隊)を“目的の家”に突撃させるというもの。

Tyler Barriss氏 Image Credit : APNews

氏は常習的にこうした悪質な行為をおこっていたが、2017年末に死人が出るほど深刻な被害が出ていた。その事件の概要をおさらいしておこう。『Call of Duty: WWII』を遊んでいたユーザーネームBaperizer氏は、1.5ドルの賞金をかけチームデスマッチを遊んでいた。しかし同じチーム内にいたMiruhcle氏とトラブルになり、フレンドリーファイアーを繰り返し敗戦。敗戦しわずかな賭け金を失ったことに怒ったBaperizer氏は、Miruhcle氏を脅迫。Miruhcle氏はBaperizer氏に自分の住所を伝えたが、それはまったく無関係の男性の住所だった(関連記事)。

そしてBaperizer氏は、今回罪に問われているBarriss氏にSwattingを依頼。Barriss氏が虚偽の通報をおこない、警察が出動することになる。だがBaperizer氏がSwatting先として指定したのは、Miruhcle氏に教えられたまったく無関係の男性の住所。何も把握していない28歳の男性が、突撃による銃撃を受けて死亡してしまったという流れだ。Barriss氏は、死亡を引き起こした虚偽通報やサイバーストーキングなど51もの罪に問われており、20年以上25年未満収監される可能性があるという。最終判決は、2019年1月に下される予定だ。

死亡事故を発生させた当事者であるBaperizer氏とMiruhcle氏もまた、現在司法妨害や通信詐欺など罪に問われているとのこと。フレンドリーファイアーに怒りTwitterにてBarriss氏にSwattingを頼み込んだBaperizer(本名、Casey Viner)氏はまだ18歳の青年。誤った住所を教えたMiruhcle氏も、Shane Gaskillという名の20歳の青年だった。まだ幼さが残る青年同士の些細なトラブルが、Swattingなどを巻き込む凄惨な事件を引き起こしてしまったことになる。こちらの裁判もまた、1月にあらためて開廷される予定であるとのこと。

事件直後には虚偽通報をおこなったBarriss氏が逮捕され、なんらかの罪に問われる可能性が高いとされていた。それに加え、トラブルを起こしたふたりの青年もまた、なんらかの罪と問われることになるだろう。Swattingの事件といえば、Twitchなどで配信をおこなっている12歳の少年が、本人と母親が自殺しようとしているという虚偽の通報をされ、警察と救急隊員が突然押しかけられるという事例も発生していた(関連記事)。安全な場所から公機関を用いて人々を危険に陥れるというのは極めて悪質な行為。今後同様な事件が発生することを抑制するためにも、然るべき判決が下されることを望みたいところだ。

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