アクションホラーRPG『HellSign』Steamにて早期アクセス販売開始。現場の調査からゴースト退治まで、ゴーストハンターのお仕事を体験
オーストラリアのインディースタジオBallistic Interactiveは11月9日、アクションホラーRPG『HellSign』の早期アクセス販売をSteamにて開始した。価格は1520円。本作は2016年に発表され、Kickstarterキャンペーンを実施。目標金額には届かなかったが開発を継続し、今回のリリースにこぎつけた。なお、本作は当初は『Hellhunter』と呼ばれていたが、『Sniper Elite』シリーズなどで知られるRebellion Developmentsが同名タイトルを商標登録したため、『HellSign』にタイトルを変更している。
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本作ではフリーランスのゴーストハンターとなり、オーストラリアの街中で発生している超常現象事件の解決に挑む。プレイヤーキャラクターは名前や性別、会話時などに表示される風貌のほか、それぞれ独自のスキルを持つクラスを選択可能。クラスには、アーティファクトのクラフト能力を持つArcheologist、ヘビーアーマーを装備するBreacher、ハイテクガジェットを使った調査ができるDetective、体力の上限が高く治療も可能なField Medic、トラップの扱いに長けたStalker、セカンダリ武器の性能が高いMercenary、身のこなしが軽く暗殺装備を持つNinjaなどがある。スキルはスキルツリーによりアンロック・アップグレードが可能だ。
ミッションはマップから依頼を選択する形で請け負える。人ならざる者が棲みついた廃墟や、超常現象により荒らされたマンションなど事例はさまざま。それぞれのミッションには成功報酬の金額はもちろん、リスクの高さ(難易度)や、調査時に必要になるであろう基本的な装備品なども示されている。なお、主人公は最初は新人のゴーストハンターであるため、依頼をこなして一定の評判を得ないと請け負えないミッションもある。
プレイヤーは、懐中電灯やブラックライト、ナイトビジョンゴーグル、電磁スキャナーなどのガジェットのほか、さまざまなトラップや探知機、銃器やグレネードなどの武器も装備可能。最終的にはゴーストを倒すことが目的となるが、相手の特徴を知らないまま戦いを挑むのは無謀だろう。本作ではまず現場を調査し、ゴーストの痕跡を探る。現場ではあらゆる物を調べることができるが、たとえば電磁スキャナーの反応の強い場所や、床をブラックライトで照らして浮かび上がる痕跡の先には重要な物証がある。
ただし、現場の調査している間もゴーストの危険は存在する。調査中の安全を確保するためには、探知機を設置してゴーストの行動を把握し、危機が迫ったらどこか隠れられる場所を探してステルスプレイをおこなう。トラップで足止めして時間を稼いだり、現場を離れることも有効だろう。そして、調査で集めた情報を所有する手帳に記録していくことで、現場にいるゴーストの特徴や弱点が明らかになっていく。ゴーストの種類によって、たとえば有効な(あるいはまったく効かない)弾薬の種類などがあるため、一旦外に停めた車まで戻って装備を整え、仕事の仕上げをおこなうのだ。
マップ内には武器やガジェットなどを購入できるショップがあり、獲得した報酬で購入できる。セーフハウスではそれらの装備品の管理や、特殊な武器やアイテムのクラフトが可能。また、バーに行くと同業者などさまざまな人がおり、会話を進めることで新たなミッションを世話してもらうなどの展開が待っている。主人公の背中には身に覚えのない印が刻まれており、それによって彼は超常現象に引き寄せられているようだ。現時点ではチャプター1がプレイ可能となっており、正式リリース時にはそうした物語の続きも楽しめるだろう。
本作はアクション一辺倒ではなく、ゴーストハンターという職業を体験するかのようなゲームデザインで、段階を踏む慎重なゲームプレイを求められる点が特徴である。各ミッションのマップはプレイするたびに自動生成されるため、リプレイ性が高いという側面もある。すでに数々の敵ゴーストや、100種類以上のアイテム、90種類以上のスキルなど豊富に収録されているが、正式リリースまでにはさらに追加していく。また、現在は英語のみの対応だが、いくつかの言語をサポートする計画があるという。本作は会話パートもそれなりのウェイトを占めているため、日本語にも対応することを期待したいところ。正式リリース時期は2019年後半に予定されている。