ゲームキューブやミニスーファミのコントローラーを無線化する「GBros.」海外周辺機器メーカーが発表。Nintendo SwitchやPCで使用可能

周辺機器メーカー8BitDoは11月8日、Nintendo SwitchやPCに対応するワイヤレスアダプタ「GBros.」を発表した。ニンテンドーゲームキューブ用などの有線コントローラーを接続し、Bluetoothでのワイヤレスプレイを可能にする。

海外ゲーム周辺機器メーカー8BitDoは11月8日、Nintendo SwitchやPCに対応するワイヤレスアダプタ「GBros.」を発表した。ニンテンドーゲームキューブ用などの有線コントローラーを接続し、Bluetoothでのワイヤレスプレイを可能にする製品だ。価格は19.99ドル(約2300円)で、12月に海外で発売予定。

ゲームキューブを意識したようなデザインのGBros.本体は、100x35x29mm(38g)というサイズで、単三電池にて駆動する。Bluetooth 4.0対応の送信機であり、受信側としてはNintendo SwitchとWindows 7以降のPCに対応。本体上面にあるSとXの記載のあるスイッチにて切り替える(SwitchのSと、XInputのX)。その隣の黄色いCスティック風ボタンはペアリング時に使うものだと思われる。左側の2つのボタンは、Nintendo Switchで使用する際にHOMEボタンとキャプチャーボタンとして機能する。そして、本体の両サイドにコントローラーを接続する端子が用意されている。

GBros.に対応するコントローラーは、ゲームキューブコントローラー・Wii用クラシックコントローラー・ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン付属コントローラー・NES Classic Edition付属コントローラーの4種類である。ゲームキューブコントローラー以外はすべて共通の端子を使用しているため、このような組み合わせとなっている。NES Classic Editionは、ミニファミコンの海外版のこと。海外版ではコントローラーが取り外し可能なのだ。

そして、たとえばゲームキューブコントローラーをGBros.に接続すると、Nintendo SwitchとBluetoothにて接続され、ワイヤレスでゲームを楽しめるという仕組みだ。無線の届く距離は、6〜10mとのこと。元々が有線コントローラーなので、GBros.まではケーブルが伸びるのは致し方ないが、それでも取り回しの自由度は段違いだろう。なお、ケーブルを束ねて留めておくバンドが付属する。

開発元の8BitDoはこのGBros.について、Nintendo Switch向けに来月発売される『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』のために作ったとしており、手持ちのゲームキューブコントローラーを利用でき、さらに無線化できる点が大きな売りとなる。同作の発売に合わせて、任天堂が新デザインのゲームキューブコントローラーを発売することも8BitDoにとっては追い風だろう。また、ミニスーファミなどのコントローラーにも対応するとあって、『ファミリーコンピュータ Nintendo Switch Online』などのクラシックタイトルをプレイする際にも役立ちそうである。

なお、GBros.は任天堂の正式ライセンス商品ではないこと。そして、おそらく日本の技適は取得していないであろうことは留意しておきたい。8BitDoのBluetooth製品の一部は、日本でもサイバーガジェットなどから正規販売されている例があるため、興味のある方はそういった取り扱い情報に注目しておくと良いだろう。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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