ギラめくサイバーパンクゲーム『Cloudpunk』発表、日本語対応で発売へ。「配達員」として空のないネオン都市を駆け抜ける
インディースタジオION LANDSは11月7日、『Cloudpunk』を発表した。対応プラットフォームはPCで、2019年に発売予定。日本語対応が予定されており、トレイラーも日本語字幕で視聴可能。コンソール版は発表されていないものの、選択肢のひとつであると開発陣が述べていることから、今後対応される可能性は残されている。
『Cloudpunk』は、サイバーパンク世界を舞台としたアドベンチャーゲームだ。かつて青く広がっていた空は、今はもう見えない。見えるのは、暗い閉塞した世界を過剰に照らすネオン。そんなギラついた大都市ニヴァリスにて物語が展開される。主人公となるのはラニア。“灰色”なビジネスを承る配送会社「Cloudpunk」の配達員として暮らしている。そんなニヴァリスの夜に配送ドライバーとして働き、さまざまな出会いと別れを繰り返していく。
本作はゲームシステムも謎に包まれているが、どうやら3Dアドベンチャーゲームになるようだ。サイバーパンク世界を車でドライブするパートと、見下ろし型視点で街を移動する徒歩パートが確認できる。ドライブパートでは道路を介して世界を移動し、徒歩パートでは散策を進め他キャラクターと対話するといったシステムになりそうだ。
街中にはさまざまな人々が生活しており、そこにはアンドロイドや悪人も含まれるなど、一癖も二癖もある住民と関わることになるだろう。またプレイヤーの決定が住民の生活に影響を与えることもあるようで、他者との関わりというのが重要なエッセンスになりそうだ。物語としては、ラニアの目線を通じて企業の陰謀やハッカーもしくはAIの不正などが暴かれるという。ほかのサイバーパンクゲームと同様に、ストーリーを軸にした作品になると考えてもよさそうだ。
開発を手がけるION LANDSは、ドイツのベルリンを拠点とするインディースタジオ。デビュー作である、ロボットを主人公とした惑星サバイバルアドベンチャーゲーム『Phoning Home』は、荒々しさを指摘されながらも、コンセプトやストーリーなどを中心に一定の評価を獲得した。『Cloudpunk』では一転して、ボクセルを用いたサイバーパンクの構築という新たな境地にチャレンジしている。Hello GamesのSean Murray氏がRTするなど、開発者から一目置かれている本作。ゲーム内容にはまだまだ謎が多く、今後の続報が待たれるところだ。