開発者JCKSLAPは11月3日、Steamストアページにて『Montaro RE』を11月17日に配信すると発表した。ストアページでは、日本語対応の表記も確認できる。「もんたろうが帰ってきた(Montaro is back.)」という言葉とともに、まさかの新作が登場することとなった。
『Montaro』は2016年7月にSteamにて発売されたアクションゲーム。ひたすらに走り続ける柴犬のもんたろうを操作する。強制スクロール型のアクションゲームとなっており、プレイヤーができることは、マウスを左クリックしてもんたろうをジャンプさせることだけ。マンホールに落ちたり障害物に当たってしまうとそこで終了。できるだけ長くもんたろうに冒険させ、高いスコアを獲得することが目標となる。
こうした描写からわかるとおり、『Montaro』はカジュアルなゲームなのだが、定価98円という安さと独特のテーマが一部で人気を博した。ゲーム内では女子高生らしき人物が歩いており、その女子高生のそばでジャンプをすることで、左上のパンツゲージが回復する。もんたろうはバナナの皮などを踏むとパンツゲージが消耗していくので、定期的にパンツを集める必要がある。愛らしく純朴そうな柴犬がスカートをまくりあげてパンツを集める(盗む)という、狂気的なテーマもまた話題を呼んだ。
※『Montaro』の映像
ゲームプレイもシンプルながら、なかなか評価が高い。マップはランダムで生成され先の道の予想ができない。またステージ内には多くのギミックが用意されており、バナナの皮でうまく滑る必要があったり、動物を倒すとその親が襲ってくるなど、幅広い展開がプレイヤーを待ち受ける。道中にDogeコインを集めることでもんたろうのコスチュームが変更できるなど、やりこみ要素も完備。定価98円以上のクオリティがあるとまでは言えないものの、それなりに遊べるゲームではあるだろう。
続編となる『Montaro RE』のストアには、「あなたの心を癒やすために作られた」と記されている。ゲームとしては「ランダム生成のマップ」「女子高生のスカートをまくりあげ、パンティーでDogeを守ろう」「Dogeコインを集めてコスチュームをアンロック」と記述されている。ゲームシステムとしては、前作とほとんど変わらないのかもしれない。ただ、前作のマップは市街地がメインであったことに対し、今作のスクリーンショットでは住宅街や郊外の駅なども確認できる。それらのスクリーンショットを見る限りでは、より描き込まれたグラフィックのマップが楽しめそうだ。冒険の場を広げたもんたろうによる進撃が、ふたたび始まるのだろう。
『Montaro RE』は11月17日にSteamにて発売予定。またにしても98円で発売されるのだろうか。価格設定なども含めて、発売の日を楽しみに待ちたい。