『レッド・デッド・リデンプション2』はポルノサイトでも人気博す。「ウェスタン」「カウボーイ」といったキーワードが伸びを見せる


ポルノサイトPornhubおよびYouPornは10月30日、自社サイトにおける『レッド・デッド・リデンプション2』の人気ぶりを公式サイトにて報告した。10月26日にRockstar Gamesから発売された話題作の人気が、ポルノ産業にも波及していると語っている。なお、該当ページリンクの挿入については控えさせていただく。

まず報告したのは、大手ポルノサイトPornhub。Pornhubはこれまで話題作が発売されるたびに、その活況を報告してきたが、『レッド・デッド・リデンプション2』も例外ではないようだ。イギリスの悪名高き大衆紙The Sunに同作の人気を問われたことにあわせて、ゲームの盛り上がりぶりを公開。発売前から「Red Dead」というキーワードが徐々に上昇したという。発売日となる10月26日は、10月19日と比べると731%の検索数増加が確認できたとのこと。そういったサイトでもゲームのトレイラーなどは公開されているものの、もともとポルノサイトで「Red Dead」と検索する機会はそうないことを考えると、順当な伸び率と考えられるだろう。

Image Credit : Pornhub

興味深いのはむしろ、それに関連したキーワードが伸びたこともしれない。たとえば、ゲームタイトルよりも伸び率が高い「Wild West(開拓時代の米国西部地方)」は検索数が、平均より745%増加。比較的普遍的な言葉である「Western(西部劇/西の)」は、489%増加。また「Cowboy」といった言葉も189%の伸びを見せたとのこと。ちなみに「Red Dead」と検索をかけたユーザーは男性が圧倒的に多く、18歳から35歳のユーザーが93%を占めていたとのこと。YouPornも同じような報告をしており、10月26日には「Red Dead Redemption」というワードでの検索数が857%まで上昇し、その人気は週末中続いたという。

『レッド・デッド・リデンプション2』では、自社グラフィックエンジンRAGE(Rockstar Advanced Game Engine)によって美麗なグラフィックが描かれる。傷なども鮮明かつ生々しく描くグラフィックエンジンで、男性はよりワイルドに、女性は凛々しくも美しく描かれている。ただお色気要素に関しては、娼婦からの誘いについて「断る」選択肢しか存在せず、“する”ことはできないと報告されている(Twinfinite / フォーラム)。ゲーム内で“解消”することは難しいといえるかもしれない。

ゲームをプレイし、セクシーなキャラクターたちに魅了されたプレイヤーが、悶々とした気持ちを抑えられず、ポルノサイトで関連キーワードにて検索をかけてしまったというのは、ありえない話ではないだろう。もしくは西部劇をシチュエーションとした“何か”を見つけたかったのかもしれない。そして「Cowboy」検索数の上昇は、男性キャラクターが魅力的に描かれたことを実証するものともいえる。

すでに『レッド・デッド・リデンプション2』の全世界累計収益が、最初の3日間で7億2500万ドル(約820億円)を突破したことが発表されており、プレイヤーベースは今後も広がっていきそうだ。同作は、壮大なスケールで描かれる西部開拓時代の世界だけでなく、生々しい人間ドラマもひとつの魅力。いずれは、具体的なキャラクター名が、検索ランキングに現れる日がくるかもしれない。