『Battlefield V』開発者、『CoD:BO4』がうますぎてBANされる?圧倒的ヘッドショット率を見せつけるコアゲームプレイ・デザイナー

『BFV』のコアゲームプレイ・デザイナーFlorian Le Bihan氏が、趣味で遊んでいる『CoD:BO4』にて一時的なアカウントBAN処分を受けた。BAN理由は明らかになっていないが、Bihan氏が公開している『CoD:BO4』の華麗なプレイ動画から、チートツール使用者と誤検知された可能性が考えられる。

EA DICEに勤める『Battlefield V』のコアゲームプレイ・デザイナーFlorian Le Bihan氏が、先日発売された『Call of Duty: Black Ops 4』(CoD:BO4)にて一時的なプレイ停止処分を受けていたと、海外メディアVG247PCGamesNなどで報じられている。

Bihan氏は10月23日、自身の認証済みTwitterアカウントにて、アカウントBAN対象者に表示されるゲーム内エラー画面のスクリーンショットとともに、『CoD:BO4』からBANされた旨を報告。開発元であるTreyarchのアカウントあてに、BAN解除の要望を出していた。

『CoD:BO4』からBANされた理由は明らかではないが、Bihan氏はチート自動探知ツールにひっかかったと考えているようで、自身が『CoD:BO4』をプレイしている様子をまとめた動画のリンクをTreyarchあてに送り、改めて「BANを解除してね」とTreyarchに伝えている。当該動画では、PC版のマルチプレイにてBihan氏が抜群の安定感でヘッドショットを量産していく様子が確認できる。

Bihan氏の反応速度とエイム力は一般プレイヤーのそれを明らかに超えており、チートツールを使用していると誤検知されてしまった可能性は確かにありそうだ。Bihan氏も、自身のヘッドショット率の高さが原因ではないかとTwitter上で推測している。redditではDICEの同僚から「コンクエストモードの社内テストでは、2位のプレイヤーが40キル、その上のFlorianが130キルみたいな結果になることが何度もあったよ」といったコメントが寄せられており、『CoD:BO4』に限らず、普段から他プレイヤーを圧倒するプレイを見せつけていることがうかがえる。

Bihan氏はDRUNKKZ3名義で知られるフランス出身の元プロゲーマー。『Battlefield』シリーズの大会で活躍し、かつて所属していたFnaticではプレイヤーとしてだけでなく、オペレーション・マネージャーとしてもチームに貢献していた。そうした活躍ぶりがDICEの目にとまり、Bihan氏は2017年1月DICEに入社。『Battlefield 1』のゲームプレイ、ゲームモード、マップなどのデザイン制作に携わり、現在は『Battlefield V』にてコアゲームプレイ・デザインを担当している(EA公式のBihan氏紹介記事)。

BANを解除してほしいというBihan氏のメッセージが届いたのか、10月25日になって彼のアカウントBANは解除されたようで、Twitter上で「やった!自由の身だ!またゲームをプレイできる!!」と喜びをあらわにしている。ついでに「SAUG 9MMの二丁持ち(デュアルMOD利用)とオペレーターMOD付きMozuをナーフして、ARにちょっとは愛をあげてくれ」という要望をさらっと伝えている。

『CoD:BO4』では来週、本作初となるマルチプレイモードの武器バランス調整パッチが配信される予定(reddit)。詳細については後日発表されるとのことで、Bihan氏に限らず強武器として紹介されることの多いデュアルMOD付きSAUG 9MMとオペレーターMOD付きMozuに調整が入るのか、注目が集まる。

一方、Bihan氏がコアゲームプレイ・デザイナーを務める『Battlefield V』は11月20日発売予定。先日には本作のライブサービス・コンテンツ「Tides of War」のロードマップが公開されており、バトルロイヤルモード「Firestorm」の実装が2019年3月以降になることが判明している。

Ryuki Ishii
Ryuki Ishii

元・日本版AUTOMATON編集者、英語版AUTOMATON(AUTOMATON WEST)責任者(~2023年5月まで)

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