「寿命」の概念が存在するスローライフRPG『Kynseed』11月8日に早期アクセス販売開始へ。『Fable』元スタッフが手がける

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インディースタジオPixelCount Studiosは10月18日、『Kynseed』を11月8日より早期アクセス販売開始すると発表した。配信開始当初の価格は9.99ドルで、コンテンツの充実と共に引き上げていくとしている。早期アクセス期間については、見積もるのは難しいとしつつ、1年以上はかかるのではないかとコメントしている。

『Kynseed』は、かつてLionhead Studiosに在籍し『Fable』シリーズに携わったスタッフが制作するRPGだ。本作の主人公は、美しい渓谷The Valeのふもとにある、平和な農場で育った若者。ある日、謎の老人から不思議な木の実Kynseedを授かる。老人の指示するとおりにKynseedを埋めると、魔法の木が生え始めた。老人によると、Kynseedの木をそばに住む者(主人公)は、思いを込めれば願いが叶うのだという。しかし、願いを叶えれば、引き換えに主人公の寿命が縮まると告げられる。そんな不思議な力を手にした主人公となり、世界を自由に生きることになる。

本作の特徴は、寿命の概念が存在すること。ほかの箱庭型ゲームと同様に、ゲームプレイ中は刻一刻と時間が経過していく。朝昼夕夜と世界はその姿を変えるが、この時間経過にともない、世界の住民は年をとっていく。住民の年齢が60歳に達すると、その住民は死を迎える。主人公もまた例外ではなく、60歳になると死んでしまう。異性と結婚し子孫を残すことで、その子供に主人公の役割をバトンタッチするのだ。住民もまた住民同士で結婚し、子孫を残して死んでいく。動物もまた同様で、遊び続ければその世界を構成する顔ぶれは変化していくわけだ。ただし、住民が死んだ際には、記憶や文化もまた後世に伝えられていく。助けてあげた村人の子供は、その恩を覚えているという。嫌がらせをしても記憶されるようなので、身の振り方は考慮しておくべきだろう。

ゲームプレイはというと、『牧場物語』や『Stardew Valley』のような、自由度の高い暮らしが可能。釣りや採掘、虫取り、果樹の採取および作物の栽培、宝探し、化物との戦闘、住民との交流など。プレイヤーは自由に職業を選ぶことができ、鍛冶屋、宿屋の主人、アイテムを売る商人、薬屋、農夫、単なる冒険者いずれかの生き方を選ぶこともできる。同じ職業を続けていればスキルが上がり職人になっていく。また、人を雇うことで経営者になることもできる。近隣の村にはそれぞれ伝統と文化が根付いている。村ごとの行事が用意されており、個性も異なっている。さまざまな生き方が可能になっているわけだ。

本作は『Fable』シリーズに携わったスタッフらしい、意欲的なアイディアにあふれた作品である。ただし、早期アクセス配信開始時には、本作の目玉でもある寿命の概念や世代交代は実装されていないとのこと。一部のストーリーや四季、戦闘は楽しめるものの、9.99ドルという価格から見るにまだまだ本作の根幹の部分をこれから作っていく段階にも見える。壮大なスケールの作品を目指して開発しているようなので、長い目で見守る必要があるかもしれない。対応言語も英語のみで、早期アクセス配信後のフィードバックを受けつつ、言語を増やしていくようだ。

『Kynseed』は、11月8日にSteam早期アクセス配信開始予定。コンソール版のリリースについても「やりたい」としながら(特にNintendo Switchには興味があるとも)、小さなチームであるがゆえにPC版のコンテンツを先に作っていくとコメント。昨年Kickstarterにて約5万ドルを集めて、制作が続けられている本作。PC版の開発が進めば、さまざまな展開がなされていくだろう。

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