『ダークソウル』の影響受けるアクション『SINNER: Sacrifice for Redemption』Nintendo Switch版発売。自身の能力を弱体化させボスに挑む
パブリッシャーのAnother Indieは10月18日、中国・上海に拠点を置くインディースタジオDark Star Game Studiosが開発したアクションRPG『SINNER: Sacrifice for Redemption』をNintendo Switch向けに発売した。ダウンロード専用で、価格は2390円(税込)。Dark Star Game Studiosは、Blizzard EntertainmentやUbisoft、コナミなどでAAAタイトルを手がけた経験を持つスタッフらが設立したスタジオで、本作は『ダークソウル』シリーズや『ワンダと巨像』などから影響を受けて制作されたという。
本作の主人公は、闇の過去を持つ兵士アダム。この世界ではかつて邪悪な隕石が落下し、その中から出てきた罪悪のエネルギーが人々の魂に侵入。アダムもその影響を受けたひとりだった。彼は生まれ変わったような気分でいたが、頭の中は霞がかかっているような状態で、過去のことは何も思い出せず、何も考えることもできない。しかし、なにか恐ろしい大罪を犯してしまったという。そして彼は、得体の知れない強大な力に引き寄せられるようにして、罪を償い赦しを請い、自身の魂を救済するための試練に立ち向かう。
本作はボスバトルメインのゲームとなっており、七つの大罪を表現した7体のボスキャラクター(幽鬼)が登場。忘れられた土地と呼ばれるハブエリアから任意のボスを選択して戦う形で、好きな順番で挑むことができる。ただし、本作にはバトルに向かう前に、アダムの能力の一部を弱体化させなければならないという特徴があり、その能力はボスによって異なる。「強欲なるフェズ・ティラス」と戦う際はHPと体力の上限が一定値下がり、「暴食のカンバー・ルス」ではポーションの所持数が減ると同時に回復速度が遅くなる。「嫉妬深きレヴィン・アンドック」の場合は所持アイテム数が減り、「怠惰なるヨルド」では体力消耗時に脱力状態になる。「憤怒のアグロン」では防御力が下がり自然回復は無し。そして「シャネルの色欲」からはガードブレイクされると盾が破損するようになり、「傲慢なるロデス」とは攻撃力が下がった状態で戦う。
ボスはいずれもアダムよりはるかに巨大で、重い一撃を振り下ろすものや、毒を扱うもの、遠距離から弾を撃ってくるものなど、それぞれ特徴ある攻撃を繰り出してくる。気を抜くといとも簡単に死んでしまうようなバランスとなっており、攻撃パターンを見極め、ローリングで回避しながら少しずつダメージを与えていくのだ。アダムは弱斬りと強斬りが可能な2本の剣をメインの武器とし、通常の剣と、モーションは遅いがより強力な剣を切り替えながら戦う。盾での防御は、敵の攻撃に合わせてタイミングよく構えることでパリイが可能だ。そのほか、アイテムを使用することでHPを回復したり、火炎瓶や槍を投げたり、剣に炎を纏わせて攻撃力を上げることができる。
見事ボスを倒し贖罪すると、HPの上限がアップすると同時に、あらかじめ弱体化させていた能力を取り戻すことができる(取り戻さずに進むことも可能)。強大なボスを前には、能力の弱体化はいずれも厳しい条件となっているが、それぞれのボスの特徴と合わせて勘案し、取っつきやすそうなボスから選んでいくと良いだろう。本作にはニューゲームプラスモードもあり、こちらでは新たな装備が使用可能になる。そして、アダムの罪滅ぼしを進めていく中では、これらの幽鬼とアダムとの関係が明らかになっていくという。
なお、本作はPC版がDiscordストアにて販売中。Steam向けには後日リリースされる。また、海外ではPlayStation 4/Xbox One版も発売されており、PS4版に関しては日本向けにもリリース予定。国内発売日は近日案内されるとのことだ。