『電脳戦機バーチャロン』シリーズ初期3作品のPS4向け移植が決定。タニタがクラウドファンディング中のツインスティックにも対応予定
計量器メーカーのタニタは10月18日、現在CAMPFIRE(キャンプファイヤー)にて実施中の「XVCD-18-b 18式コントロールデバイス ツインスティック」の開発資金を募るクラウドファンディングについて説明する生放送を実施。このツインスティックは、セガのPS4向け『電脳戦機バーチャロン×とある魔術の禁書目録 とある魔術の電脳戦機』に対応することもあり、セガゲームスの代表取締役COOの松原健二氏が映像出演にて応援コメントを寄せた。そしてその中で松原氏は、『電脳戦機バーチャロン』『電脳戦機バーチャロン オラトリオ・タングラム ver.5.66』『電脳戦機バーチャロン フォース』の、PS4への移植が決定したと発表した。発売日や価格は後日案内される。
*セガ松原健二氏の出演シーンは7分50秒あたりから。
『電脳戦機バーチャロン』は、1995年にアーケードで稼働したシリーズ第1作目。バーチャロイドと呼ばれるロボットを、ツインスティックで操作して戦うシリーズの基礎を築いた。のちにアップデートを重ねる中で、家庭用向けにも幾度か移植された作品だ。続編である『電脳戦機バーチャロン オラトリオ・タングラム ver.5.66』は、1998年にアーケード向けにリリース。バーチャロイドは全15体に増え、バーティカルターンや空中ダッシュなどの新規アクションも追加された。そして『電脳戦機バーチャロン フォース』は、2001年にアーケードにて稼働開始。これまで1対1の対戦ゲームだったシリーズに、2対2のチームバトルが導入された。後の2作品は、家庭用向けにはXbox 360版のみのリリースとなっており、PlayStationプラットフォーム向けには今回の移植で初めてリリースされることになる。オンライン対戦に引き続き対応することも期待できるだろう。
*Xbox 360版『電脳戦機バーチャロン オラトリオ・タングラム ver.5.66』のトレイラー
そして、タニタが現在おこなっているクラウドファンディングが成功し、ツインスティックが商品化された場合には、『とある魔術の電脳戦機』に加え、これらの3作品もツインスティックでのプレイに対応する予定であることもセガの松原氏の口から明らかにされた。今回のツインスティックは、アーケード版『電脳戦機バーチャロン』の筐体のスティック基部を手がけた三和電子が製造を担当することもあり、ファンも納得する品質に仕上がることが期待される。本体と送料合わせて1台4万4600円(税込)に設定されており、1000台分となる4460万円の出資が集まれば商品化される。出荷予定時期は2019年11月。本稿執筆時点で、初期目標金額のおよそ40パーセントにあたる約1780万円が集まっている状況だ。興味のあるチャロナーの方は、キャンペーンページをチェックしてみてはいかがだろうか(関連記事)。