ゲーム互換機メーカーがメガドライブゲームをプレイできる「Mega Sg」を発表。マスターシステムやメガCDなどにも対応

クラシックゲーム互換機メーカーのAnalogueは10月17日、セガのメガドライブ互換機「Mega Sg」を発表した。エミュレーションではなく独自の回路設計をおこなえる半導体FPGAを利用して、互換性の高さとともに高画質/高音質を実現していることが特徴だという。

クラシックゲーム互換機メーカーのAnalogueは10月17日、セガのメガドライブ互換機「Mega Sg」を発表した。同社はこれまでに、ファミコン互換機Nt Miniやスーパーファミコン互換機Super Ntなどを手がけて高い評価を得ている。いずれもオリジナルのゲームカートリッジやコントローラーを利用してプレイできる互換機で、エミュレーションではなく独自の回路設計をおこなえる半導体FPGAを利用して、互換性の高さとともに高画質/高音質を実現していることが特徴だという。

Mega Sgはリージョンフリーとなっており、メガドライブおよびGenesis(北米版メガドライブ)のカートリッジ、また付属のアダプターを介することでマスターシステムのカートリッジに対応する。さらに、メガCD本体を接続する拡張端子を側面に備えており、メガCDゲームもプレイ可能だ。また、セガマークⅢ・ゲームギア・セガ マイカード・SG-1000/SG-1000 II・SC-3000のゲームに対応するアダプターが別売りで用意される。

映像/音声出力にはHDMIを採用し、映像はアップスケールにより最大1080pで出力可能(NTSC/PAL両対応)。開発元Analogueによるとラグや信号の劣化は無いとのことで、アップスケーリング技術への自信も述べている。画面設定では、スキャンラインの再現やスケーリングの変更などの細かい調整が可能だ。音声はHDMIからは48KHz/16bitで出力され、本体にはヘッドフォン端子も用意されている。そしてコントローラー接続端子は、メガドライブやマスターシステムのコントローラーとの互換性があり、当時のものをそのまま利用できる。なお、本機にはコントローラーは付属しない。

Mega Sgは、オリジナルのメガドライブのリージョンごとのカラーリングをイメージしたJPN・USA・EURとホワイトの4色の本体が用意される。価格は189.99ドル(約2万1000円)で、Analogueの公式サイトにて予約受付をおこなっている。発売時期は2019年4月とのこと。日本で使用できる電源アダプタが付属しており、日本からも購入できるようだ。

なお今回、Super Ntの時と同じくゲーム周辺機器メーカー8BitDoとのコラボレーションがおこなわれており、Mega Sgで使用できるワイヤレスコントローラー「8BitDo M30」が発表されている。オリジナルシェイプにファイティングパッド6B風のボタンレイアウトを採用したコントローラーで、レシーバーはメガドライブのコントローラー端子用となっている。2.4GHz帯を利用し、満充電で20時間無線プレイできる。もちろんMega Sgだけでなく、メガドライブ/Genesisでも利用可能だ。価格は24.99ドル(約2800円)で、ブラックとホワイトの2色展開となる。こちらは米国Amazonにて予約受付が開始されており、Mega Sgより一足早い2019年2月28日発売予定となっている。

*Mega Sgを使い『ガンスターヒーローズ』を1080p/60fpsでプレイする映像が公開

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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