周辺機器メーカーが、任天堂公認のNintendo Switch向け無線コントローラーを複数開発中。GCコンデザインや独自機能を持つものなど

周辺機器メーカーのPowerAが、Nintendo Switch向けのコントローラー2製品を開発中だ。いずれも任天堂製品との適合性が確認された、任天堂正式ライセンス商品として認定されている。

海外ゲーム周辺機器メーカーのPowerAが、Nintendo Switch向けのコントローラー2製品を開発中だ。いずれも任天堂製品との適合性が確認された、任天堂正式ライセンス商品として認定されている。

ひとつ目は「Wireless Controller for Nintendo Switch GameCube Style」。そのデザインや製品名から分かるとおり、ニンテンドー ゲームキューブの純正コントローラーを模したワイヤレスコントローラーである。純正の特徴的なデザインを再現していることが分かるが、十字キーはわずかに大きめになっているとのこと。Nintendo Switch用の+/-ボタンやHOME/キャプチャーボタンを搭載し、さらに純正には存在しない左のバンパーボタンが追加されている。モーションコントロールには対応するが、振動機能やモーションIRカメラ、amiibo用のNFCは搭載しない。無線方式はBluetooth 4.1で、単三電池2本で30時間プレイ可能となっている。価格は49.99ドルで、画像のパープルのほか、ブラック・グレー・ゴールド・シルバーの5色展開となる。

Nintendo Switch向けには『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』が12月7日に発売予定となっており、同作をプレイするために最適なコントローラーとして、ゲームキューブスタイルのコントローラーが各社から続々発表されている。任天堂からも、スマブラデザインの純正コントローラーや、Nintendo Switchに接続するための接続タップが発売される。そうした中で本機は、ワイヤレスという点で貴重な選択肢となるだろう。ちなみに、本機の半額の有線モデルも存在する。

ふたつ目は「Enhanced Wireless Controller for Nintendo Switch」である。こちらは任天堂純正の「Nintendo Switch Proコントローラー」風スタイルといえるだろう。デザインやボタンレイアウトは非常によく似ている。上のモデルと同じくモーションコントロールに対応する一方、振動機能・モーションIRカメラ・amiibo用のNFCは無し。Bluetooth 4.1にて、単三電池2本で30時間プレイできる点も同じだ。上の画像のブラックのほか、ホワイトとレッド、さらにマリオやリンクのシルエット、ドット絵のマリオをデザインした6つのカラーリングが用意されている。

価格は49.99ドルで、純正のProコントローラーよりも安いことが売りのひとつとなるだろう。ただ本機には、コントローラー背面に「Advanced Gaming Button」なるボタンをふたつ搭載する、Proコントローラーにはない特徴がある。コントローラーを握った際に中指を置く辺りにボタンが追加されており、ここに任意のボタン操作を割り当てることができる。これを使うと、たとえば右スティックを操作しながら同時にABXYボタンを押すことが可能になる。こうした追加ボタンは、PS4やXbox One向けの高機能コントローラーにもしばしば採用されている。

Nintendo Switch向けのワイヤレスコントローラーはいくつか発売されているものの、任天堂正式ライセンス商品の認定を受けたものはまだあまり存在せず、さらに純正品にはない魅力を持ったこれらの製品は一定の人気を獲得することができるかもしれない。ただBluetoothを使用するため、日本国内で使用する場合には技適の有無に注意したい。正規に販売する代理店が現れることを期待したいところである。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

Articles: 6794