アメリカのパブリッシャーNicalisは本日10月9日、『助けてタコさん(Save me Mr Tako)』を現地時間10月30日(日本時間10月31日)に発売すると発表した。対応プラットフォームはNintendo Switch/Steam。先日、ニンテンドーeショップ経由で発売日が漏れてしまっていたが、あらためてNicalisから正式に発表された形だ。Steamストアでは日本語対応の表記が確認できる。Nintendo Switch版については、多くのNicalisタイトルの国内販売を担当してきたPikiiがTwitterにて、『助けてタコさん』の開発者の投稿をRTしていることから、同社からなんらかの発表があると思われる。
『助けてタコさん』は、フランス生まれの個人開発者Christophe Galatiが手がける2Dアクションだ。本作はゲームボーイ時代へのトリビュートであると開発者が公言するように、懐かしいビジュアルやサウンド、スプライトなどゲームボーイ時代のタイトルへのリスペクトにあふれている。舞台となるのは、人とタコが対立し激しい戦争が繰り広げられている世界。主人公となる小さきタコはある日、嵐で溺れた人間の女性を決死の覚悟で助ける。その勇気を見た妖精はこのタコに特別な力を与える。力を授けられたタコは、人間とタコの争いを解決するという使命を同時に与えられる。小さなタコの平和をもたらすための旅が始まる。
『助けてタコさん』は、クラシックな探索型の横スクロールアクションゲームとなっており、敵を倒して謎を解きつつ、強大なボスを倒す。道中には50もの「帽子」が落ちており、これを入手し装備することで特殊な能力が使用可能。ワールドは6用意されており、16のダンジョンがプレイヤーを待ち受ける。サブクエストやミニゲームなど寄り道要素も揃えられているとのこと。前述したように“ゲームボーイらしさ”には並々ならぬこだわりがこめられているほか、好みのパレットを選択することで、ゲーム画面を異なる色調で演出するが可能となっている。
『助けてタコさん』は2014年から開発されており、当初はPCおよびWii Uでのリリースが予定されていた。アスペクト比も4:3でゲームボーイのタイトルの特徴を忠実に再現していた。しかし開発が進むにつれて、アスペクト比は16:9に対応。ゲームボーイタイトルへのリスペクトを残しつつも、現代向けにアレンジされている。京都で開催されているインディーゲームの祭典BitSummitに展示するなど宣伝活動をおこないながら、長きに渡り開発が続けられていた『助けてタコさん』は、10月31日についに発売がされるようだ。