基本プレイ無料MOBA『Arena of Valor』Nintendo Switch版が9月25日に配信決定。高い人気を誇るモバイル版からビジュアルをアップグレード

パブリッシャーのTencent Gamesは9月20日、『Arena of Valor』のNintendo Switch版を9月25日にリリースすると発表した。基本プレイ無料で、日本でもニンテンドーeショップを通じて配信される。『Arena of Valor』は、最大5対5で戦うMOBAゲーム。

パブリッシャーのTencent Gamesは9月20日、『Arena of Valor』のNintendo Switch版を9月25日にリリースすると発表した。基本プレイ無料で、日本でもニンテンドーeショップを通じて配信される。本作は、最大5対5で戦うMOBAゲーム。iOS/Android向けに海外で現在配信中の同作を、Nintendo Switch向けに移植・最適化した作品だ。

『Arena of Valor』は、ファーストブラッドやダブルキル、トリプルキルなど、MOBAゲームとしておなじみのシステムを多く採用。5対5・3対3・1対1のゲームモードがあり、世界中のプレイヤーとチームを組み、ランクマッチやカスタムマッチなどで対戦可能だ。Top・Mid・Botの3つのレーンがあるマップにて、敵チームのタワーを破壊しながら進み、そして相手の本拠地のコアを破壊したチームが勝利だ。レーン間のジャングルにはモンスターがおり、戦う相手は敵チームだけではない。ゲームモードによってはレーン数が制限され、展開の速いゲームプレイを楽しめる。また、エリアの支配権を巡って戦うフックウォーズというモードも用意される。

プレイアブルキャラクターとなるヒーローには39体以上が収録予定で、それぞれタンク・アサシン・メイジ・サポート・ウォリアー・マークスマンといったクラスが設定されている。モバイル版では、ヒーローのアンロックやスキンが課金要素となっているので、Nintendo Switch版でも同様かもしれない。新たなヒーローのアンロックは、ゲームプレイを通じて獲得できるゲーム内通貨でも可能で、課金はあくまで時短のためとなる。またスキンについては、見た目の変更だけでヒーローの性能には影響しない。

Nintendo Switch版では、Joy-Conなどゲームパッドに最適化した操作方法に対応するほか、グラフィックをより精細にアップグレードしたという。本作はオンラインゲームだが、基本プレイ無料ということもあり、Nintendo Switch Onlineに加入することなく楽しむことができる。Tencent Gamesによると、ローンチ時点ではボイスチャットはできないが、現在も開発チームが取り組んでいるとのこと。Nintendo Switchのオンラインプレイでは、スマホアプリ「Nintendo Switch Online」を利用することでボイスチャットが可能となるため、同アプリへの対応を進めているという意味かもしれない。なお、収録ヒーローの数などモバイル版とは異なる部分があるため、Nintendo Switch版とモバイル版とのクロスプラットフォームプレイには対応しない。

『Arena of Valor』のモバイル版は特にアジア圏で高い人気を獲得し、プレイヤー数は2億人を突破している。その多くはTencent Gamesの拠点でもある中国国内のプレイヤーだが、調査会社Sensor Towerによると、本作は中国国外でも急激な成長を見せており、2018年上半期の中国以外での収益は前年比で50パーセント増の約52億円だったという。日本ではモバイル版が未配信ということもあり、Nintendo Switch版にてどのように受け入れられるのか注目される。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

Articles: 6794