“家で遊べる”アーケードゲーム機「ARCADE1UP」発表。『パックマン』などのアップライト筐体を3/4スケールで再現、価格は5万8000円

タイトーは9月18日、家庭用ゲーム筐体「ARCADE1UP」を発表した。ARCADE1UPは、アメリカの会社Tastemakersが各ゲームメーカーからライセンスを受けて製造する、業務用のアップライト型アーケードゲーム筐体を3/4スケールで再現したゲーム機だ。

タイトーは9月18日、家庭用ゲーム筐体「ARCADE1UP」を発表した。ARCADE1UPは、米国Tastemakers,LLC.が各ゲームメーカーからライセンスを受けて製造する、業務用のアップライト型アーケードゲーム筐体を3/4スケールで再現したゲーム機である。名作クラシックゲームを懐かしの専用筐体でプレイでき、アーケード稼動時の雰囲気を自宅の中に再現することが可能だ。タイトーは、このARCADE1UPの日本国内での販売を担当する。

ラインナップは、タイトーの『スペースインベーダー』と、バンダイナムコエンターテインメントの『パックマン』『ギャラガ』の3機種。いずれも1980年前後からアーケードで稼働し、現在までに数々の移植がおこなわれた、言わずと知れた名作だ。『スペースインベーダー』の筐体には、モノクロのオリジナル版とカラーバージョンの2種類を収録。『パックマン』ではオリジナル版に加え、日本未発売の『パックマンプラス』もプレイ可能。そして『ギャラガ』には、そのルーツにあたる『ギャラクシアン』も合わせて収録される。なお、いずれの収録作品も海外仕様となるため、日本国内で流通していたゲームとは仕様が異なる場合があるとのこと。

筐体のサイズは、幅483mm/高さ1163mm/奥行き584mm、重量は約25kgとなっており、椅子に腰掛けてプレイするのにちょうど良い高さに調整されている(海外では立ってプレイするために底上げする台も販売予定)。筐体の基本的な構造は3機種とも共通だが、デザインやインストは、もちろんそれぞれのアーケード稼働当時の雰囲気を再現している。また操作部分も、たとえば『パックマン』であればジョイスティックを中央に配置するなど、こちらも再現性にこだわりが感じられる。ディスプレイには17インチの液晶モニタを採用し、音量調整に対応する。ちなみに、コインを投入しなくてもプレイ可能である。

気になる価格は、各機種それぞれ5万8000円(税抜)。ただ数量限定ではあるが、本日9月18日より先行予約として、Amazon.co.jpにて特別価格5万3892円(税込)で受付を開始している(スペースインベーダーパックマンギャラガ)。発売予定日は12月20日。筐体は組み立てキットとして配送され、もちろん電源には日本仕様のACアダプターが付属する。

なお、タイトーはこのARCADE1UPについて、今後もシリーズとして「続々登場予定」としている。開発元であるTastemakersの公式サイトには、今回国内発表された3機種以外にも、カプコンの『ストリートファイター』シリーズ3作品を収録したものや、『ファイナルファイト』『魔界村』『1944』『ストライダー飛竜』の4作品を収録する機種、また『Asteroids』や『Centipede』といったAtari作品や、『Rampage』などMidway作品を収録する筐体も販売予定とされている。今後こうした機種や、あるいは日本向けにアレンジされた筐体が新たに登場するのかもしれない。9月20日から開催される東京ゲームショウ2018では、このARCADE1UPも出展されるとのことで、会場を訪れる方はいち早く触れてみてはいかがだろうか。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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