『CoD BO4』バトルロイヤルモード「BLACKOUT」のベータテストがPC/Xbox One版でも開始。これまでの調整内容をチェック


Call of Duty: Black Ops 4(コール オブ デューティ ブラックオプス 4)』のバトルロイヤルモード「BLACKOUT」のベータテストについて、先行して実施されているPlayStation 4版に加え、本日9月15日からPC/Xbox One版でも開始された。参加するには本作のダウンロード版の予約購入が必要。また明日16日午前2時からは、PC版に限りオープンベータテストとして誰でも参加可能となる。ベータテスト実施期間は9月18日まで。

このベータテストの目的について開発元のTreyarchは、プレイヤーからのフィードバックをもとに調整をおこない、本作のローンチ時に最高の体験を届けることだとしている。同社は、どのような意見が寄せられているのかをRedditにて報告し、PS4版の先行ベータ期間中にもさまざまな調整をおこなっている。

まず大きな変更点として、当初80人だった最大対戦人数は88人へと増やされた。ただPC/Xbox One版では、ふたたび80人に設定されている。PS4版とは異なる対戦人数で開始し、ベータテストを通じて検討を進めていくとのことなので、これからまた変更される可能性はあるだろう。なお、BLACKOUTの戦場にはプレイヤーだけでなく、AI操作のゾンビも敵として登場する。

プレイヤー間で議論されている要素のひとつとして、アーマーの性能が挙げられている。アーマーには3段階のレベルがあり、特にレベル3では防御性能が高すぎるという意見があった。Treyarchは、アーマーの調整はゲームバランスに直結するため慎重なアプローチが必要だとし、まずレベル3のアーマーの耐性や出現頻度を精査。そして、より壊れやすくすると共に、防御性能を下げる調整をおこなった。一方、レベル2のアーマーについては微調整に留めている。調整は今後も続けられるが、製品版ではアーマーの耐久値をゲージ表示にて可視化することが明らかにされている。また出現頻度については、アーマー以外のアイテムの配分も含め、継続的に改善していくとのこと。

アイテムを拾う際、取得動作(ホールド)に時間がかかることや、エイムして直接見なければならない点が報告されている。Treyarchによると、アイテムの取得に一定の時間を設けているのは、取得操作とリロード操作が同じボタンのため干渉するからだそうだ。これについては、可能な範囲で取得スピードを上げるアップデートがおこなわれた。一方の、直接アイテムを見なくても取得できるようにする調整については、今回のベータテスト中には間に合わないだろうとのこと。製品版には反映される。

本作のゲーム開始時のマップへの降下はウイングスーツにておこなう。急降下して速度を上げ、そして姿勢を起こせば、かなり遠くまで飛ぶことが可能だ。Treyarchは、このテクニックを上手く使えば、マップのほぼどこまででも飛んでいけるだろうとしているが、一方でその速度は乗って来たヘリコプターをも上回ることがある。これは意図していなかったことだとし、降下開始を遅らせるなど何らかの解決策を見出し、この週末にも調整をおこなうとのこと。

クイック装備メニューは、5秒間何も操作しなかった場合は自動的に閉じるよう変更された。これは、メニューを開いている際に特定の行動ができなくなる不具合が発見されたため。また、リーコンカー使用時はクイック装備メニューを開けないようにも調整されている。所持アイテムへのアクセスや武器アタッチメントの管理については、効率的におこなえるようベータテスト終了後も改善を続けるという。

本作ではソロプレイのほか、DUOS(2人)・QUADS(4人)にてチームで参戦することも可能。そのチームメイトがダウンしたり死んでしまった際の分かりやすい通知が欲しいとのリクエストがあり、Treyarchは改善に取り組んでいる。こちらは製品版にて反映されるとのこと。なお、キルカメラについてはチームメイト全員が死ぬまで見ることはできない。これは、キルカメラを用いてチームメイトをアシストする行為を防止するためだそうだ。また、プレイヤー自身やチームメイトの足音について、ボリュームを下げる調整がおこなわれている。

このほかにも、特定の武器の性能や、セーフティゾーン外にいる際に受けるダメージ量、Perk有効にかかる時間などの調整や、各種バグ修正がおこなわれている。また追加要素として、使用キャラクターにメイソンやメネンデス、レズノフ、ウッズといった『ブラックオプス』シリーズの人気キャラクターがアンロック。プレイリストには、セーフティゾーンの縮小がより早くなるFAST COLLAPSEや、全員ソロで戦う接近戦をテーマにしたCLOSE QUARTERSといったものも登場した。

なおTreyarchは、故意のチームキルなどの嫌がらせ行為や、チート行為などをおこなう悪質なプレイヤーについては、セキュリティチームがフレンドリーファイアのプレイヤー統計などを集めつつ監視をおこなっている。また、そうしたプレイヤーを発見した際は、ソーシャルメニューから通報して欲しいとのことだ。

同スタジオは、今回のベータテスト中は毎日アップデートをおこなっており、詳細をRedditにて報告している。参加者の方は、プレイして気づいた点を同スタジオに報告すると共に、最新の情報をチェックしておこう。『コール オブ デューティ ブラックオプス 4』は10月12日に発売を迎える。