高評価都市開発シム『シティーズ:スカイライン』Nintendo Switch版発表。追加コンテンツ2種を収録し、日本でも本日発売


スウェーデンのパブリッシャーParadox Interactiveは9月14日、都市開発シミュレーションゲーム『Cities: Skylines(シティーズ:スカイライン)』のNintendo Switch版を発表した。任天堂が本日放送したNintendo Directの中でも紹介されており、日本でも本日発売された。ダウンロード専用で、価格は4800円(税別)。

『シティーズ:スカイライン』は、都市交通シミュレーションゲーム『Cities in Motion』を手がけたフィンランドのインディースタジオColossal Orderが開発し、2015年にPC向けに発売。今年3月時点で売り上げ500万本を超えるヒット作である。スウェーデン・ストックホルムにある街にて、実際の都市開発に活用されたことでも話題となった作品だ(関連記事)。また、PlayStation 4/Xbox One向けにも移植され、日本でもスパイク・チュンソフトから日本語版が発売されている(Xbox One版はParadox Interactiveが国内販売)。

本作では、プレイヤーは新たに誕生した都市の市長となり、住宅地や工場地帯などの区画整備から、水道や電気、道路といったインフラ建設をおこない、また教育・警察・消防・医療、そのほかの基本的な公共サービスを提供し、移り住んでくる住民を増やしていく。住民ひとりひとりは、それぞれのライフスタイルに基づいて日々を生活しており、ゲーム画面ではその動きを観察可能だ。都市が拡大していくに従って、交通渋滞や犯罪、ゴミ処理、雇用などさまざまな課題が持ち上がってくるため、必要な施設を建設するなどして解決しなければならない。新たな施設は、人口が一定数に達するごとにアンロックされていく。都市経済のバランスを考えながら、街を開発・管理し発展させ、市民生活を向上させるのだ。

*海外Nintendo Switch版トレイラー

今回発売されたNintendo Switch版には、追加コンテンツである「After Dark」と「Snowfall」があらかじめ収録されている。After Darkは娯楽と観光客に特化した拡張パックで、夜の街を舞台に賑わいを作り出したり、あるいは危険や災難が降りかかったりと、昼夜のサイクルを利用した都市管理が特徴だ。一方のSnowfallでは、新たな天候システムによる雪に覆われたマップが登場。暖房システムや道路の雪かきなど、気温の下がる冬ならではのゲームプレイとなる。

そのほかNintendo Switch版だけの要素として、施設建設時にもっとも効率の良いエリアを探すために、Joy-ConおよびProコントローラーのHD振動を利用しているとのこと。さらに、本作を初めてプレイする初心者のための追加チュートリアルも用意されている。

本作は、販売元Paradox Interactiveにとって初めてのNintendo Switch向けタイトルとなり、同社は新たなプレイヤーを迎えることができる素晴らしい機会だと述べる。また、携帯ゲーム機としてもプレイできることから、あらゆる場所に持ち出して都市開発のためのインスピレーションを探して欲しいとしている。