水族館経営シミュレーション『Megaquarium』Steamにて発売。水棲生物の飼育と施設の充実で入場客を満足させよ
イギリスのインディースタジオTwice Circledは9月13日、水族館経営シミュレーションゲーム『Megaquarium』をSteamにて発売した。価格は2570円で、9月21日までは10パーセントオフの2313円で購入可能だ。
『Megaquarium』では、クラシックなテーマパーク経営シミュレーションゲームの数々から影響を受け、そこに水族館の要素を加える形をとったという。ゲームを開始すると、プレイヤーには小さな水族館のスペースが与えられ、まずはコストの安い基本的な水槽を配置し、同じく基本的な水棲生物を展示することから始める。水槽の水を管理するために、ヒーターやフィルターの設置も必要である。そして入場客を集めてお金を稼ぐと同時に、新たな設備や水棲生物の研究に必要なポイントを貯めていく。水棲生物は合わせて100種類ほど用意されており、サメや甲殻類、サンゴ、クラゲ、亀などもいる。また水槽の中には、水草や岩などデコレーションとなるものも配置できる。魅力的な水棲生物を展示してお客を集め、また新たな水棲生物をアンロックしていくのだ。
水族館を運営するためには、水棲生物への餌やりのほか、施設の清掃や修理などあらゆる業務をこなす飼育員を雇う必要もある。飼育員には、適応性や正確性、協調性などのステータスと、仕事内容に関するスキルレベルがある。当初は、日給が安く能力もそれなりな飼育員を雇い、仕事をこなす中で成長させていくことになるだろう。複数の仕事をこなせる飼育員もいるが、中には特定の仕事に特化したエキスパートもいる。希少でデリケートな水棲生物に対しては細かいケアが必要となり、そうしたエキスパートがいると安心かもしれない。ただし、飼育員はプレイヤーからの待遇に不満を持つと辞めてしまうこともあるそうで、プレイヤーの経営手腕も重要となるようだ。
入場客を満足させるためには、水槽と水棲生物だけでは足りない。食べ物や飲み物を提供したり、休憩するための椅子を配置したり、またトイレも必要だろう。ギフトショップを設置すれば、帰り際にさらにお金を落としてくれる。お客の満足度を高めることでさらなる集客につながり、ひいては水族館のさらなる発展につながる。フロアを拡張すれば、バックヤードも設置できるようになり、飼育員たちの仕事もはかどることだろう。そうしてプレイヤーだけの巨大水族館を造り上げるのだ。
本作には、計10ステージのキャンペーンモードが用意されており、ミッション形式で水族館経営のイロハを順を追って学んでいくことができる。そしてサンドボックスモードでは、すべてのカスタマイズ機能にアクセスでき、自由な水族館建設が可能だ。またサンドボックスモードでは、ランダムでチャレンジが発生するという。
開発元Twice Circledは、リリースを迎えた本作はまだ始まりに過ぎないと語る。今後については、バグ修正や最適化、プレイヤーからのフィードバックへの対応を進めながら、クラウドセーブ機能や、Steam Workshopを通じたModサポートの追加を予定しており、さらに新たなコンテンツの追加も計画しているとのことである。