自らの身体を犠牲にして進むアクション『The MISSING – J.J.マクフィールドと追憶島 –』10月11日に発売決定

アークシステムワークスは9月13日、『The MISSING – J.J.マクフィールドと追憶島 –』を10月11日に発売すると発表した。『The MISSING』は、クリエイターSWERY氏が率いるインディースタジオWhite Owlsが開発するアクション・アドベンチャーゲームだ。

アークシステムワークスは9月13日、『The MISSING – J.J.マクフィールドと追憶島 –』を、10月11日に発売すると発表した。ダウンロード専用で、プラットフォームはPlayStation 4/Nintendo Switch/Xbox One/Steam、価格は2990円(税込)である。本作は、『Red Seeds Profile』や『D4: Dark Dreams Don’t Die』などを手がけたクリエイターSWERY氏が率いるインディースタジオWhite Owlsが開発するアクション・アドベンチャーゲームだ。

本作の舞台は、「追憶島」と呼ばれる奇妙な島。主人公のJ.J.は、親友であるエミリー・トンプソンと2人でこの島を訪れるが、ある夜中にエミリーが忽然と姿を消し行方不明になってしまう。そこでJ.J.は、エミリーを探して追憶島の奥地へと進んでいくことに。しかし彼女の行く先には、さまざまな障害が待ち受ける。漏電した水たまりや燃え盛る炎が行く手を阻み、また巨大な丸鋸や有刺鉄線などのトラップもある。大抵のゲームならば、これらに触れないようにして進むが、本作ではあえてトラップに飛び込み、自らの身体を犠牲にする。

追憶島ではどういうわけか、重症を負おうが、黒焦げになろうが、あるいは身体がバラバラに断裂しようが死ぬことができない。また、傷ついた身体は元どおりに再生させることが可能。この不思議な現象を利用して障害を突破するのだ。ステージの中には、先に進むためのパズル要素もあり、たとえば何か重しになるものが必要になる場面がある。そうした場合は、トラップで切断された四肢を代わりに重しとして利用できる。

また、狭くて通れない通路は、身体を真っ二つにして上半身だけで移動すれば通ることが可能である。そのほか、特定のトラップに引っかかると重力が反転し、ステージも上下反転して道が拓けるような要素もある。本作ではこのように、自らの身体をどのように利用すべきなのか試行錯誤する、痛々しくも頭を使うゲームプレイになる。

ステージを進む中では、巨大な刃物を持つ白髪の「髪鳴り女」が現れる。この謎の女は、追憶島に足を踏み入れた者を襲うといい、J.J.も執拗に追われることとなる。またゲームプレイ中には、J.J.が時折スマートフォンで誰かとチャットをする場面もある。ホラーめいた本作の雰囲気からは打って変わってユルいやりとりがなされるが、会話相手が「F.K.」というのがさらなる謎を呼ぶ。F.K.は、J.J.が子供の頃から大切にし、どこにいくにも連れていくぬいぐるみの名だ。彼女は本当にぬいぐるみと会話をしているのだろうか。

親友のエミリーはなぜ姿を消したのか、この追憶島の妙な違和感は何なのか、本作をクリアした時にすべての謎が解けるという。なお、今回の発売日決定にあたって、本作の公式サイトがグランドオープンしている。興味のある方はチェックしてみてはいかがだろうか。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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