『ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル』リマスター版が発表。マルチプレイに対応する協力型「FF」がボイス付きで蘇る

スクウェア・エニックスは本日9月10日、「PlayStation® LineUp Tour」にて『ファイナルファンタジー クリスタルクロニクル』を発表した。発売時期は2019年。リマスター版では、高解像度化が実現されているほか、新たにボイスが収録されていることが確認できる。

スクウェア・エニックスは本日9月10日、「PlayStation® LineUp Tour」にて『ファイナルファンタジー クリスタルクロニクル リマスター』を発表した。発売時期は2019年。リマスター版では、高解像度化が実現されているほか、新たにボイスが収録されていることが確認できる。

『ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル』は2003年にニンテンドーゲームキューブ向けに発売された、『ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル』シリーズ第一作目である。『ファイナルファンタジーVI』以来の任天堂ハード向け『ファイナルファンタジー』であり、マルチプレイに対応するということで注目を集めた。また河津秋敏氏がプロデューサーを務めていることでも知られている。舞台となるのは、住民たちの生活をむしばむ「瘴気」が広がりつつある世界。村を瘴気から防ぐための手段である「ミルラのしずく」を採取すべく、村の人々に見送られ、キャラバンたちは旅に出る。

ゲームとしては、特色の異なるダンジョンを選択し、ミルラのしずくを貯えるための器であるクリスタルケージを持ち運びながら探索。最奥にいるボスを倒すことを目指す。クリスタルケージは、瘴気からプレイヤーたちの身を守る数少ない手段。アクションRPGということで、ダンジョンを移動し近接攻撃や魔法で敵を倒しつつ謎を解くことになるが、クリスタルケージの守る範囲の外へ出るとダメージを受ける。うまくケージを持ち運びながら、進むことが必要になるという点で、連携が非常に重要になるタイトルだ。意欲的なゲームタイトルであるものの、多人数で遊ぶためには人数分のゲームボーイアドバンスとGBAケーブルが求められる、プレイするハードルが低くないタイトルであった。オンライン要素などに対応するならば、そのゲーム性があらためて評価されるかもしれない。

『ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル』というと、任天堂から発売されたことでも知られているタイトルだ。その後のシリーズもすべて任天堂プラットフォームで発売されており、同社との縁が深い作品である。本作が、「PlayStation® LineUp Tour」で発表されたということは、おそらくPS4向けにリリースされることは間違いないだろう。その他、どのようなハードで発売されるのかも気になるところ。

【UPDATE 2018/9/10 20:10】
スクウェア・エニックスは『ファイナルファンタジー クリスタルクロニクル リマスター』の公式サイトをオープン。対応プラットフォームが、PlayStation 4/Nintendo Switchになることが明かされている。またオンラインマルチプレイに対応し、ダンジョンへの新エリア追加などもされているとのこと。

Ayuo Kawase
Ayuo Kawase

国内外全般ニュースを担当。コミュニティが好きです。コミュニティが生み出す文化はもっと好きです。AUTOMATON編集長(Editor-in-chief)

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