『バトルフィールド V』のバトルロイヤルモードは、チームで戦う64人対戦「ファイアストーム」。「最後の分隊」になることを目指す

Electronic Artsは9月4日、『バトルフィールド V』の収録コンテンツをおさらいする、約6分半にわたる最新映像を公開した。シリーズで初めて導入されるバトルロイヤルモードの名称が「ファイアストーム」になることが明らかにされている。個人ではなくチームで生き残りを目指すモードになるようだ。

Electronic Artsは9月4日、『Battlefield V(バトルフィールド V)』の収録コンテンツをおさらいする、約6分半にわたる最新映像を公開した。この中では、シリーズで初めて導入されるバトルロイヤルモードの名称が「Firestorm(ファイアストーム)」になることが明らかにされている。

ファイアストームは、昨今人気のバトルロイヤルを『バトルフィールド』流に再構築したゲームモードになるという。プレイ人数は、コンクエストなどと同じ64人。ただし、4人1組の分隊が計16チーム参加する形となり、分隊として最後まで生き残ることを目指す。『バトルフィールド』シリーズのマルチプレイでは、これまでにも分隊システムを導入してチームで協力するゲームプレイを促していた。また『バトルフィールド V』では、中隊システムにより斥候兵(偵察兵)・援護兵・突撃兵・衛生兵の4つの兵科を管理・成長させることができる。ファイアストームも、その延長線上にあるということかもしれない。

マップには、破壊可能な建物が建ち並ぶ『バトルフィールド』シリーズ史上最大の環境が用意され、その中で多数の武器や乗り物を利用して戦う。映像では爆煙が周囲を取り囲んでおり、これでプレイエリアを縮小させていくようだ。ファイアストームのさらなる詳細は今後明かされることだろう。

本作のマルチプレイには、ほかにコンクエストやチームデスマッチなど8つのゲームモードを収録。今週実施するオープンベータテストでも体験できるグランド・オペレーションでは、第二次世界大戦当時に実際にあった作戦をイメージした戦闘を、最大4日間(ゲーム内時間)にわたって、複数のマップ・ゲームモードにてプレイする。映像ではそのほか、より深みを増した分隊プレイや、キャラクターの動きや銃のメカニクスの向上なども紹介。キャラクターの動きに関しては、伏せながら後ずさりしたり、かがみながら走ったり、あるいは建物の窓を破ったりといった新たなアクションを導入している。

ダイナミックな環境破壊表現も見所である一方、逆に環境を生み出す陣地構築システムもある。すべてのプレイヤーはツールボックスにより、土のうや、鉄条網、対戦車バリケードなどを作り防衛ラインを構築できるほか、橋を渡して意外な場所に侵入ルートを作るなんてことも可能だ。援護兵ならより素早く構築でき、さらに固定兵器の構築と修理もおこなえる。

シングルプレイでは、大戦の書により第二次世界大戦のこれまでに語られることのなかった物語を体験する。そのシナリオのひとつNordlyでは、ドイツ占領下のノルウェーにて若い女性レジスタンスとなり、祖国の自由のため、そして家族の生存のために戦う。Under No Flagではイギリス人の犯罪者が主人公。彼は特別なスキルを持っているようで、それを軍に買われ、北アフリカの戦線に送り込まれる。

本作では、コミュニティの分断を避けるためプレミアムパスと有料拡張パックが廃止。数か月ごとに新たな第二次世界大戦のシナリオが配信されるタイド・オブ・ウォーでは、本作を購入したすべてのプレイヤーが参加できる。ローンチ時にプレイできるのは、1940年の欧州の陥落。フランスの戦場を舞台に、デイリー・ウィークリーイベントをこなし、プレイヤー自らの中隊を成長させていく。2019年初頭には、レジスタンスとして枢軸国の脅威に立ち向かうシナリオが配信予定。こちらはギリシャが舞台になるとのことだ。

『バトルフィールド V』は、11月20日発売予定。また9月6日から9月11日まで、PC/PlayStation 4/Xbox Oneの各プラットフォームにてオープンベータテストを実施する(EA Access/Origin Accessでの先行プレイはすでに開始)。今回紹介されたゲームプレイの一端を体験してみてはいかがだろうか。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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