『バトルフィールド 1』の全拡張パックを入手できる定価5000円超えのPremium Passが無料配布へ。『バトルフィールド V』オープンベータ終了後から期間限定

Electronic Artsは、『Battlefield V(バトルフィールド V)』オープンベータテストの終了から9月18日までの1週間の期間限定で、前作『Battlefield 1(バトルフィールド 1)』のPremium Passを無料配布すると発表した。

Electronic Artsは、『Battlefield V(バトルフィールド V)』のオープンベータテストについて、本日9月4日午後5時からEA Access/Origin Access/Origin Access Premier加入者向けの先行アクセスを開始した。9月6日午後5時からは誰でも参加可能となり、9月11日午後11時まで実施する予定だ。そして同社は、このオープンベータテストの終了から9月18日までの1週間の期間限定で、前作『Battlefield 1(バトルフィールド 1)』のPremium Passを無料配布すると発表した。

2016年に発売された『バトルフィールド 1』は、第一次世界大戦を舞台にしたFPSだ。シリーズを手がけるDICEとして最大のローンチとなり、プレイヤー数は今年1月時点で2500万人を超えるヒットとなった。本作には、これまでに4つの拡張パックが販売され、マップやゲームモード、武器などを追加してきた。これらの拡張パックをお得に一括購入できるのがPremium Passで、通常価格は、PCおよびXbox One版が5184円、PlayStation 4版が5400円となるが、これが期間限定で無料で入手できるようになる。

拡張パック第1弾「They Shall Not Pass」では、フランス軍が参戦。第一次世界大戦の西部戦線を再現した4つのマルチプレイマップが追加された。ゲームモードには、コンクエストとラッシュを組み合わせたようなフロントラインを新たに導入。両チームが複数あるコントロールポイントをひとつずつ占領しあい、最終的に司令部での攻防をおこなうモードだ。そのほか、銃や戦車などの武器や、エリート兵科の塹壕強襲兵、また新オペレーションの「悪魔の鉄床」と「マルヌを越えて」も追加されている。

拡張パック第2弾「In the Name of the Tsar」ではロシア軍をテーマに、雪に覆われた市街地や森林地帯などの6つのマップを収録し、新オペレーションでは、ここを舞台にする「ブルシーロフ攻勢」と「赤き津波」が描かれる。新ゲームモードは、航空機から投下される補給物資を巡って戦うサプライドロップ。そのほか、ロシアをテーマにした新武器や重爆撃機、重装甲車なども追加。また、偵察兵として婦人決死隊が登場するのも特徴だ。

拡張パック第3弾「Turning Tides」ではガリポリ半島と北海を舞台にし、陸・海・空で戦う4つのマップが追加。イギリス海兵隊が登場し、オペレーションでは1915年の水陸両用強襲作戦を体験する。エリート兵科には、素早い移動や砲撃要請をおこなえる潜入兵が新たに用意されており、新ゲームモードは、防衛側がすべてのコントロールポイントを制圧した状態で開始するコンクエストアサルト。こちらも新たな武器のほか、駆逐艦や飛行船が追加されている。

拡張パック第4弾「Apocalypse」では、第一次世界大戦のもっとも壮絶な戦いをテーマに、空戦専用マップを含む5つのマップが追加。新ゲームモードのエア・アサルトでは、ロンドン上空などを舞台にドイツ軍の飛行船を巡って戦い、山岳地帯にてイギリス対オーストリアのドッグファイトをおこなう。追加武器には銃や格闘武器のほか、味方の空戦を援護する対空ロケットガンなどのガジェットもある。

『バトルフィールド 1』の拡張パックは、これまでにも個別に無料配布がおこなわれたことがあったが、それらを逃してしまった方にとっては、今回のPremium Passの無料配布はまたとないチャンスだろう。最新作『バトルフィールド V』は、今週から始まるオープンベータテストのフィードバックへの対応のための開発期間を確保するために、発売日が11月20日へとおよそ1か月延期された(Deluxe Editionの予約購入者は11月15日から先行アクセス可能)。新作のローンチまで、ふたたび第一次世界大戦の戦場に降り立ってみてはいかがだろうか。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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