海洋サバイバル『Subnautica』のスタンドアロンDLC『Below Zero』発表。氷河に覆われた極地を探索する、本編よりもストーリー性の高いサバイバル
インディースタジオUnknown Worlds Entertainmentは8月30日、海洋サバイバル『Subnautica』のスタンドアロンDLC『Subnautica Below Zero』の概要を発表した。ゲーム本編とは異なる、氷河や氷山など氷に覆われた極地が舞台となる。
『Subnautica』は2018年1月に、約3年におよぶ早期アクセス期間を経て正式リリースを迎えた海洋サバイバルゲーム。対応プラットフォームはSteam(Windows/Mac)および海外Xbox One。プレイヤーは水の惑星に不時着し、乗ってきた脱出用ポッドを拠点として海中世界を探索し始める。食料・資源を揃えつつ海底基地を建設したり、酸素ボンベやダイバースーツ、潜水艦などをクラフトしたりしながら徐々に行動範囲を広げていく。そして色あざやかな異星の海を漂い、幻想的な生態系に触れながら、巨大生物や有毒生物が暮らしている海底に眠る遺跡を訪れ、惑星の隠された謎を追うのだ。
今回発表された『Subnautica Below Zero』では、『Subnautica』の拠点建築や自由探索といったゲームプレイ・メカニックのコア部分を残しつつ、体温管理を筆頭とした新しい要素を導入するとのこと。また『Subnautica』後の出来事が描かれるというメインストーリーは、本編とは違いキャラクター主導で、豊富なダイアログにより紡がれていくようだ。公式サイトには「星図を比べ合えるような地球外生命体の文明だって?それこそが、本当に見つけられるとは思っていなかった、私たちの聖杯さ」と短く記載されていることから、地球外の知的生命体、もしくはその痕跡を目の当たりにすることになるのかもしれない。
本作はまだ開発の初期段階であり、いずれの新要素も確定事項ではない。『Subnautica Below Zero』は今後数か月中に早期アクセス販売を開始し、プレイヤーからのフィードバックを参考にしつつ、定期的なコンテンツ・アップデートを実施しながら完成に近づけていくとのことだ。なお、本作の開発タスクはTrello上で管理されている。そちらによると、現時点では、最低10時間~最大20時間のゲームプレイ、『Subnautica』の6分の1サイズのマップ、最大5体の新クリーチャー、新しい極寒地バイオーム、新しい建築ピース(テレポート部屋、ドッキング用モジュール、グラス製の天井など)、新しいビークル、新ツール「トランフューザー」、ランダムスタートの廃止などが計画されている。そのほかクリーチャーやロケーションのコンセプト画もアップされているので、気になる方は覗いてみよう。